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[2009.09.01]
■畑の宝石箱
伊達の農家のSさんから提案があった。 
『お伊っ達パックの新バージョンとして、ジャガイモとカボチャの詰め合わせを作った。それを東京の橋本さんの友人達に売れないか?』というものであった。 
 
『物が売れるか、売れないか』は多分に生産者よりは販売者の力によるところが大きい。 
良い商品でも、取り扱い手数料が少ないと、販売店は熱心に売らない。 
あまり感心できない商品でも、マージンが多いと店は売る。 
これが世の中の仕組みである。 
 
畑の宝石箱 


ところで、『畑の宝石箱』は売れるか? 
その道理で行くと、私のマージンがゼロであるから売れない筈だ。 
 
とりあえず、私は写真を撮り、説明文を書いて友人達50人くらいにメールで送信した。 
 
 
私は引退と同時に経済活動を止めたので、お金には関わらないようにしている。 
ただ、伊達の農家の経済を少しでも助けたいだけである。 
 
このまま行くと、日本の農業は壊滅するかもしれない。 
ただ安いという理由だけで外国産の野菜を買わず、安全で新鮮な国内産の野菜(特に伊達産)を買えば、農家も元気になれるのです。 
 
 
それにしても、『畑の宝石箱』というネーミングはSさんが考えたのかどうか分からないが、あのゴツイ農家のオヤジには似合わない。 
それを送信する私も少々恥ずかしいなー。 
 
*畑の宝石箱の中身。 
1、ジャガイモ(北あかり、ワセシロ、洞爺、レッドアンデス) 
2、タマネギ(北はやて) 
3、カボチャ(栗味) 
4、詰め合わせ野菜の説明書 
 
説明書 
 
(おまけの話) 
物を売ると代金の回収をしなければ、売ったことにならない。 
私の現役の時は取引が手形であったので、手形が期日に落ちるかどうかはいつも心配であった。 
 
特に継続的な取引の場合は金額が大きくなる。 
一番大きな不渡り手形は2630万円であった。 
それに近い金額は何回か引っ掛かった。 
その時は本当に腹が立つ。 
そんな会社に売った自分にも腹が立つ。 
 
 
畑の宝石箱は現金取引であるから、そんな心配はないと思う。 
しかも私と女房の友人達に買ってもらうのであるから、いざとなれば私が支払うようになる。 
 
そうならないように、『皆さん、確実に支払ってねー』。 
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▼コメント(3)
名前:浅野  2009.09.04 07:19:00
いろいろお手数を かけましたが 天候不順にもかかわらず 立派な野菜が届き 喜んでいます。札幌の嫁も 四種類のじゃが芋を 色々料理が楽しめると 張り切っており 送った甲斐がありました。マージン無しだけあって お得な買い物が出来ました。  
名前:V.F.S  2009.09.01 12:51:57
農家のSです。 橋本さん、気を使っていただき有難うございます。 おっしゃるように、販売者の手腕にかかっているんですよ。  
 マージン無で、こんなに頑張って頂いて、感謝してるんですよ。(笑)  
 新しい、商品できたら、また、宜しくおねがいします。 貧農なので、やっぱり、ノーマージンで、お願いします。(笑)  
 今回の商品名(畑の宝石箱)は、私も気恥ずかしいのですが、幸いに私の風貌が割れていないので、助かりました。(笑) 
名前:H.YAMA  2009.09.01 09:51:56
台風一過、暑さが戻ってまいりました。  
北海道から戻っても、伊達市のことが何時までもご心配な様ですね。労力を惜しまず、頭を働かせて、消費者本位の農産物を作り続ける事により、日本の農業はよみがえってくるのでしょう。安全で美味しい食品への注目度が益々高まってくる事でしょう。  
本日、これから銀行から代金を振り込みます。振り込み料は、自己負担で支払います。  
山西宛のみ10日過ぎに発送願います。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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