■都会でリハビリ
久し振りに伊達から東京に戻ると、『東京って都会だなー』と思う。 これからまた来年の夏まで東京で生活をしなければならないので、早く都会に慣れる必要がある。
いわば私にとってのリハビリである。
その一番良い方法は、『東京の真ん中に出る』ことである。
JR新宿駅西口
東京にも色々な場所があるが、私は新宿に馴染みが深い。ここがなんといっても『東京の真ん中である』と私だけが思っている。
ところが、女房は銀座が東京の中心だと言う。
子供の時の育った場所でこんなに違う。
思い出横丁
久し振りに、のんびりと新宿の町を歩いてみた。
都会の猥雑な匂いが混ざった空気が流れて来る。
伊達では自然の中で緑の匂いがする。
牛糞や肥料の匂いもする。
コマ劇場跡地
しばらくは、なかなか都会の風景に溶け込めない自分がいる。
『俺は東京生まれ、東京育ちだ』と自分に言い聞かせて、やっと元に戻った。リハビリは時間が掛るのである。
田舎も良いが、東京育ちの私には精神衛生上も『東京も捨て難い』のである。
やはり私には、夏の間だけの伊達滞在が向いているようである。
甲州街道
(おまけの話)
長く東京に住んでいると、東京の特徴が分からなくなる。
しかし、久し振りに東京に戻ると、伊達との違いがよく見える。
*東京の特徴(伊達はこの反対である)
1、人と車と店がやたら多い。
2、どこでも、うるさいほど音が流れている。
3、夜でも昼間のように明るい。
4、奇妙奇天烈なファッションの女の子が歩いている。
5、電車が切れ目なく走っている。
6、町を歩いても知っている人に会わない。
7、聞こえる言葉から東南アジア人が多い。
8、当たり前だが、みんな私に無関心である。
西口大ガード下から
他にも色々とあるが、私が一番身近に感じることは、『車が汚れない』ということである。
車で走ってもフロント・グリルに虫の死骸がへばり付かないし、泥も付かないのは助かる。
やはり、東京はそれだけ自然が無いのだろうと思う。
でも、それもまた私は好きなのである。