■お礼は食事券
トーヤレイクヒルGCのコテージにいると色々なことがある。 そんな中で割合に多いのが、ゴルフ場の社長のKさんの友人との会食である。
我々が行けば、少しは話題が広がるからKさんも楽である。
こちらも暇人だし、どうせどこかで夕食を食べるのだからと、私の方もまあ『客寄せパンダ』みたいなものと納得している。
三笠会館
ある時、東京から銀座の三笠會舘のオーナー夫人がやって来た。彼女はK社長の大学時代のスキー部の先輩だそうだ。
その三笠會舘とは銀座の洋食店の老舗であり、東京の人ならみんな知っている。私も今までに何度も行っている。
銀座通りの歩行者天国
彼女の滞在中に忙しいK社長の代理で我々は観光に、夕食にと3日間のお付き合いをした。
そうしたら思いがけず、彼女は帰ってから私にお礼の意味で三笠會舘の食事券を送ってくれた。
その食事券を持って、私は家族と銀座並木通りにある本店に行った。
1階の奥にあるバー『LAVIOLA』で、名物の鶏の唐揚げを食べた。
イタリアンバー『LAVIOLA』
これは80年前の創業当時からの味を守っている料理だ。
食事券で無料だから美味しいと感じたということはない。・・・と、思う。
でも老舗のレストランは外れが少なく、安心して食べられるのが良い。
だが引退すると『無料』という言葉に弱くなる。
これでみんな騙される。私も騙されないようにしよう。
日比谷のゴジラ
(おまけの話)
最近はあまりパンダのニュースを聞かない。
少し飽きられたのかもしれない。
でも、そのパンダを触ったことのある日本人は少ないと思う。私と女房は触ったことがある。
25年ほど前だと思うが、北京動物園に行った。
そしてパンダの檻に近付いた。
その頃はまだパンダもそれほど希少動物扱いされてなく、檻といっても木造で金網が張ってある粗末なものだった。
数寄屋橋交差点
パンダが寝ている左手へ廻ってみたら、金網が破れていて、大きな穴が開いていた。そこから手を入れて、パンダの背中を触ってみた。
女房も同じようにした。パンダは知らん振りだった。
その手触りは熊と同じでゴワゴワしていた。
あの頃の中国は皆が貧乏で、今のようにギラギラの成金でなく、長閑で良かったなー。