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[2009.10.09]
■9日間の独身生活
忙しい娘が『やっと休みが取れたから』と言って、女房と9日間の南イタリアの旅に出掛けて行った。 
私は海外旅行は飽き気味だし、長時間の飛行機も嫌だし、時差ボケも辛くなったので家で留守番をすることにした。 
 
1人で過ごす毎日も気楽で楽しい。 
女房が出掛ける前に、私の為に色々な夕食のおかずの準備をしてくれていて、全て冷蔵庫に入っている。 
しばらくは私はご飯を炊いて、おかずを温めればいいだけだ。 


時間が十分にあるので、何をしようかと考えた。 
そうなってみると大した希望は無い。 
世界の温暖化を少しでも遅らせる為に、先ずは切れた電球を省エネ型に変えてみた。 
 
省エネ電球 
 
次に同級生の嵐山光三郎くんの『下り坂繁盛記』を読む。でも、これは週間朝日に連載している『コンセント抜いたか』の焼き直しであった。 
 
下り坂繁盛記 
 
本を読み終わったので、仏像彫刻に向かう。 
秋の展覧会に出す阿修羅像の台座を彫ってみる。 
 
阿修羅台座 
 
天気の悪い日が続いたこともあり、食事の支度と後片付け、洗濯、ラーちゃんの餌とトイレの世話、スーパーへ買い物と、結局は大したこともしない内に女房は帰って来てしまった。 
独居老人の生活とはこんなものかー。 
でも、これも悪くないと私は思う。 
 
イタリア南部の青の洞窟 
 
(おまけの話) 
コーヒーを買いに自転車で小平まで行った。 
その時に自転車のタイヤの空気が抜けていることに気が付いて、途中の自転車屋に立ち寄った。 
 
そして、そこで20円を支払い空気の自動販売機で空気を入れた。入れてみたら、どうも口金のネジがゆるんでいるようだった。 
そこでしゃがんで作業をしている店のオヤジに話しかけた。 
 
私のボロ自転車 
 
『ちょっとネジがゆるんでいるようなので、スパナを貸してくれませんか?』 
60歳は過ぎていると思われるそのオヤジは、『工具は貸せないよ!』と、冷たく言い放った。 
 
仕方ないので、そのままコーヒー屋へ行って、そのことを話した。 
コーヒー屋のオヤジは、『そんな態度だからお客を安売り店に取られてしまうんだよねー』と言う。 
 
地元の零細商店は大型店に無いサービスでお客を取り込まなければ生きて行けないのになー。(悲) 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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