■このー木 なんの木
「このー木 なんの木 気になる木・・・』で始まる日立製作所のコマーシャル・ソングがある。 上手く出来過ぎているのか、耳に残ってしまう。
この木はハワイのオアフ島にあるが、その公園にはその木の他にも大きな同じ種類の木が沢山ある。
なぜそんな歌を思い出したかというと、我が家の庭にある木々が花を開き出したのだが、どうしても名前の思い出せない木があった。
そうしたら、なぜか急にこの歌が頭に浮かんだのである。
コマーシャルというのは恐ろしいものだ。
柚子の花
その日はそのまま、思い出せないで終った。
翌日の朝に急に思い出した。それはザクロであった。
このように、65歳を過ぎた頃から、急に思い出せないことが増えた。
ザクロの花
なんだか寂しい話となってしまった。
でも、先日のテレビ番組に作家の赤瀬川源平が対談に出ていて、老人力ということに付いて語っていた。
物忘れなどをすることを、老人力が付いたと言うのである。
でも彼が「老人力」というマイナスをプラスに変える本を書いた時は、まだ60歳だったと知った。
私も結構、老人力が付いて来たと思うが、同じ年代の人から見ればまだまだ力が弱いと思っている。
レモンの花
でも、果たして老人力は強い方が良いのか、非常に悩ましい。
(おまけの話)
書こうと思っていたのは、老人力の話じゃなかった。
庭の木々の話である。
わが家には色々な花が咲き、実のなる木がある。
実のなる木を庭に植えると、お金が溜まらないと昔の人は言った。これは自分を振り返ると、確かに当っていると思う。
柿の花
昨年は柿が豊作で、食べ切れないほどに実った。
ところが、今年は花が少ないように感じる。
「柿は1年おきになる」と言われているが、本当のようだ。
レモンの木は買って来てもう数年も経ち、毎年のように花を付けるが実がならないで終る。
なんとかして欲しいのだが、どうしようもない。
梅の実
柚子は花が咲いた分はみんな実がなる。
手入れもしないのに、よく頑張るなーと思う。
ザクロは最初の頃は花が咲くと実を付けたが、最近は花が咲いて終りになってしまう。
このように植物というのは勝手なものなのである。
「人間とは勝手な動物だなー」と思っていたら、植物も同じだった。
世の中の物はみんな勝手なのである。