■ぶらり全駅下車の旅 (西荻窪~荻窪)
西荻窪駅を出て、南側のケーキの「こけしや」の横丁を荻窪方面に歩く。この辺りは両側に小さなお洒落な商店が続く。 商店街を抜けると住宅街となる。
この辺りは大きなお屋敷が多い。アパートなどは見当たらない。道路もかなり広いし、見通しも良い。
そこでベトナム人のSさんから電話が入り、しばし休憩。
電話が終り、また歩き出す。
高級住宅街
静かな住宅街で、歩いている人も殆どいない。
住宅街の中で能の金春流の稽古場を見付けた。
その看板を見て、謡曲を趣味にしているY君を思い出した。
金春流の看板
その辺りの家の大きな門には、赤色の『セコム』の契約シールが貼ってある家ばかりだ。
そこを歩く私は殆ど怪しい人に見える。なぜか、急ぎ足になってしまう。
住宅街を抜けると環状8号線に突き当る。
環状8号を渡ってから左に曲り、JRの線路を地下道を使って反対側に渡る。
そこで青梅街道にぶつかるので、右折して荻窪駅に向かう。
環状8号線を渡る
青梅街道の喧騒と、先ほどの高級住宅街との対比に驚く。
あの住宅街は確かに悪くはないが、「駅からは遠いので、私は嫌だ」と、1人で負け惜しみをつぶやく。
そうしている間に荻窪駅に着いた。
荻窪駅
(おまけの話)
いま話題の人が三鷹に住んでいるので、この話は本来ならば三鷹駅の時に書ければ良かったのだが、その時は気配もなかったので書けなかったのが残念だ。
ところで、菅直人が第94代の総理大臣となった。
これには私も多少の思いがあり、無関係ではない。・・と思っている。
私の住む小金井市は菅直人の選挙区の東京7区である。
私が現役の頃は、菅直人は私の関係する会合にもよく顔を出していた。
東京女子大学
20年ほど前の話であるが、ある会で親しくしていたUさんが言い出したのであるが、『菅直人を総理大臣にする会を立ち上げて応援しよう』ということになった。
そこで私も「菅直人を総理大臣にする会」に入会した。
それから20年で、本当に総理大臣になってしまった。
あの頃は、彼が総理大臣になるなんて誰も思っていなかった。
本当は、半分くらいは冗談のつもりだったのである。
でも、私達は人を見る目があったんだなー。