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[2010.06.01]
■テレビの無い生活
ある日の夕方である。 
いつものようにテレビのスイッチを入れたが、どうしたことか、画面に映像が映らない。色々やってみたが駄目である。 
 
CATVの契約先のJCOMに電話してみた。 
先方の言うとおりに操作してみたが、結局は駄目だった。 
そして、『これはテレビ本体の問題だと思うので、メーカーに問い合わせて下さい』と、言われてしまった。 
 
高峰秀子の流儀 (☆☆) 
 
メーカーに問い合わせたら、『最短でも来週の火曜日でないと行けない』と、言われた。それはあと4日先の話である。 
そこから私はテレビの無い生活が始まった。 


テレビの無い生活が始まると、大して困らないことに気付いた。なんだか家の中が、すごく静かなのである。 
『落ち着いた生活』という感じがする。これも悪くない。 
 
八日目の蝉 (☆☆☆☆)  
 
そこで時間を持て余し、女房からのお下がりの本を読む。 
インターネットでアマゾンから購入し、女房がとっくに読み終えた本である。 
いつもは女房が読み終えると、娘のところにお下がりになっている。 
 
火曜日にサービスマンが来ても、検査をしてから『交換部品を持って、出直します』と言うのだろう。 
だから、またしばらくはテレビの無い生活が続くのである。 
 
1Q84(1) (☆☆☆) 
 
私は女房に聞いてみた。 
『子供の頃のテレビが無い時代は、何をしていたの?』・・・と。 
 
その答えに唖然とした。 
『物心が付いたら、家にテレビはあった』。 
私がテレビを初めて見たのは、中学1年生の時だったのに・・・。 
 
(おまけの話) 
昔は本屋というのは、立ち読みをすると嫌がられたものである。今では、立ち読みをしても嫌がられない。 
都内には立ち読みどころか、座る席を用意している本屋もある。 
 
1Q84(2) (☆☆☆) 
 
昔の本屋というのは、どういうわけかどこでも痩せた顔色の悪いオヤジがいて、ハタキを持って店の奥から目を光らせていた。 
 
立ち読みでもしようものなら、すぐに出て来て、ありもしない本の埃をそのハタキでパタパタとはたくのである。 
 
「立ち読みをするな!」という無言の威嚇である。 
だから、気の弱い私はあれで本が嫌いになったのではないかと思う。 
 
1Q84(3) (☆☆☆) 
 
以前はコンビニの前を通ると、若者達が店内で雑誌を読んでいる姿をよく見たが、今は見掛けなくなった。・・・ような気がする。 
最近のコンビニは立ち読み禁止になったのかもしれないなー。 
 
一番現代風のコンビニが、昔の本屋に戻るとは可笑しい。 
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▼コメント(1)
名前:shinji  2010.06.01 11:59:55
日本語テレビ番組をLOS ANGELES でも見れるようになりましたが、くだらない、下品なタレントが喋っている番組など、時間の浪費の極みです。 すぐに OFF にしています。できたら、橋本さんのようにテレビなしで静かな生活、理想的です。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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