■100万本の薔薇の花
友人達に誘われて、4人で神代植物公園に行った。 今は丁度、薔薇の花が最盛期だった。
昨年は都電荒川線の薔薇の写真を撮りに行った覚えがある。
今年は近場ですませ、三鷹からバスで20分の距離で、しかも私の通っている杏林大学付属病院はすぐ近くである。
神代植物公園のバラ園
公園で色々な薔薇を見ていたら、古い薔薇の歌を思い出した。1966年にマイク真木が歌って大ヒットした歌に、『バラが咲いた』というのがある。
歌詞は、『バラが咲いた バラが咲いた 真っ赤なバラが』という、今になって考えると他愛もないものだった。
なぜそんな歌があんなにヒットしたのか不思議である。
その次には加藤登紀子が歌って大ヒットした、『100万本のバラ』というのもある。
歌詞は、『100万本のバラの花を あなたに あなたに あなたに あげる』というものである。
バラの花が1本当たり150円としても、100万本なら1億5000万円にもなってしまうから、あまり現実的でない。
これは元はラトビアの歌謡曲のようで、本来の歌詞とは内容が少し違うようである。
1959年には永六輔作詞、中村八大作曲で、水原弘が歌った『黒い花びら』という歌も大ヒットをした。
当時はいつでも、どこでもこの歌が聞こえていた。
歌詞は、『黒い花びら 静かに散った あの人は帰らぬ 遠い夢』というもので、これがバラの花だったのかどうかはハッキリしない。
私から見ると、薔薇という花はあまり日本的じゃないと思う。
でも、歌になるとヒットするから不思議である。
(おまけの話)
公園内でお茶をしてから、出口に向った。
石畳の道路を4人で横一列で歩いていたら、向こうから若い女性の3人組が歩いて来るのが見えた。
年齢は20歳前後かと思われる。
服装も化粧もかなりケバイ。
段々と近付いて来る。
しかし我々を避ける気配がない。
数メートルになったところで、我々4人組は左右に別れて道を開けた。
彼女達は全くなんの反応も示さずに通り過ぎて行った。
オヤジ4人が娘3人に負けたのである。
私は言った。『最近の若者は道を譲らないねー』
するとS君は、『年寄りはこちらから避けた方が良い。不要ないざござに巻き込まれて、セクハラなんて騒がれた困る。』と、大人である。
私の若い頃はそんなことは無かった。・・・と思う。
若者よ!、年金の掛け金を払っているからといって、年寄りをなんと思っているんだー。