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[2010.06.15]
■下町慕情
地元の水彩画の画家から個展の案内が来た。 
この画家は岡本忠士さんといい、主に昭和初期の面影が残っている都内の風景を描いている。 
 
彼が小金井公園の桜の春夏秋冬を描いた絵を私は持っているが、大きいのでなかなか部屋に飾る時が無い。 
今回は「下町慕情」という題目で、深川と新木場を描いている。 
 
岡本画伯 
 
5月4日に、会場の有楽町駅前の交通会館に行った。 
ここの1階には「どさんこプラザ」が出店しているので、時々寄る。懐かしい北海道の味が勢ぞろいしているのが嬉しい。 


地下一階のシルバーサロンに行ったら、向こうから私を見付けて近寄って来た。私より4歳は年長だが、元気は良い。 
 
彼の描く水彩画は懐かしい下町の風情を感じる絵で、こんな場所は今ではもう残り少ない。 
 
根津2丁目あたり 
 
彼の絵と私の写真の題材が重なるものがあるので、次の機会には一緒に連れて行ってもらう約束をした。 
 
絵の場合は、その雰囲気から不必要な看板とか電柱とか、場合によると駐車中の車などは描かないで済ませられる。 
 
新木場 
 
しかし、写真というのは、そこにあるものを忠実に表現するということが宿命でもあり、余計な物を入れないで撮影するということは出来ない。 
 
彼はその風景を描く為に、同じ場所に3日間も通うそうだ。 
そこへいくと、写真は1回だけで済むのが利点かもしれない。 
 
「そこへ行かなければならない」という点では、絵も写真も同じであるが、どちらが難しいかは私には分からない。 
 
仏像彫刻教室で 
 
(おまけの話) 
午後から仏像彫刻教室に行き、夕方に家に戻ったら、ラーちゃんが迎えに出ていた。 
自室に入りパソコンを開いてメールをチェックする。 
受信したメールの中に、「千代田区のさくらコンテスト受賞のお知らせ」というタイトルのものがあった。 
 
私はすっかり忘れていたが、4月に千鳥ヶ淵に桜の写真を撮りに行き、その時に千代田区がさくらの写真の募集をしていたので、それに応募していたのである。 
 
入賞作品(千鳥ヶ淵) 
 
メールの内容は、『あなたの写真が入選したので、賞状と賞品の送り先をしらせて下さい』というものだった。 
今までに、何か賞が出る写真展に応募したのは2回目で、今回が初入選となった。 
 
賞状と賞品は7月以降に発送されるらしい。 
そうなると私は伊達にいるので、そちらに送ってくれるようにメールを出したが、『東京に居ないと資格が無い』と言われたらどうしようかと悩んでいる。その場合は伊達行きを止めるか・・・。 
 
写真で賞をもらうのは初めてのことなので、興奮気味なのである。 
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▼コメント(3)
名前:H.YAMA  2010.06.15 08:11:35
師匠の入賞は、弟子にとっても嬉しいものです。良い伊達土産が出来ましたね。秋には、自宅の居間に堂々と飾られていることでしょう。傑作写真も芸術写真も、足しげく被写体のある場所に行くことから始まるのですから、興味を持ってアンテナを張り巡らす行動力の勝利でありましょう。個展の開催の予定はありますか? 
名前:otaki  2010.06.15 05:18:08
入賞おめでとうございます! 素晴らしい作品ですね。写真に仏像彫刻に多才な貴兄、ますますのご活躍を! 
名前:shinji  2010.06.15 04:23:15
入賞おめでとうございます。知り合いではない他人に作品が認められるということは、自信をもってもいいということ、だと思います。  
東京下町の水彩画、いいですねー。  

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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