■ジンギスカンに付いて考える
東京に居る時は、「ジンギスカン」と聞けば、私の世代は歴史上の人物「成吉思汗」を連想する。 ところが、それが北海道へ来ると話が違う。
ここで「ジンギスカン」と聞いて、歴史上の人物を想像する人は居ない。多分、・・・・居ない。
ほぼ全員が連想するのは、バーベキューである。
東京に居る時に私がバーベキューをすることは、全くと言っていいほど無い。都民の99%がそうだと思う。
だからジンギスカンを食べることも無い。
ジンギスカン用鍋
それなのに、ここでは大人が3人集まれば、ジンギスカンである。
お隣のコテージに泊りに来るグループは、必ずコテージの前でバーベキューをする、。そしてジンギスカンを食べている。
だから、いつもジンギスカンの煙と匂いに付き合わされる。
付け合わせ野菜
そんな私も伊達に居る間には、何回も食べる。
この夏に何回、食べたかを調べてみた。
すると、なんと8回も食べている。
でも、分からないことがある。
「ジンギスカン」というのは正式名か?
「ジンギスカン焼き」と言わないのか?
では、少し値段の張る「生ラム」は、ジンギスカンか?
肉を焼く
博識で有名なRさんに聞いてみた。
その答えは、『ジンギスカンとは羊の肉を焼いて食べる料理のことを言い、ジンギスカン鍋を使った味付き肉でも、網を使った生ラムでも、どちらの場合もジンギスカンと言って、ジンギスカン料理とは言わない』・・・と、いうことであった。
トーヤレイクヒル・パークゴルフ場で
(おまけの話)
味付き肉のジンギスカンを食べるには、ただ焼けば良いというものではなく、それなりの調理方法がある。
地元民の調理方法は、「ジンギスカン鍋を脂身を使って、まんべんなく油を敷く」、次に、「野菜を乗せる」、そして、「その上に肉を乗せる」。これが正式な調理条件のようだ。
だが、私はこの調理方法はあまり好みでない。
私は油を敷いた鍋の上の方に、先ず肉を置く。
そして暫くしてから、鍋の下の方にぐるりと野菜を並べる。
この方法だと肉に焦げ目が出来るが、地元方式だと肉が蒸し焼きとなってしまい、肉の味が落ちると思う。
網焼き(なんでも乗せて焼く)
生ラムを食べる時は、網焼きである。
そして焼けたら、タレを付けて食べる。
だから野菜は隣の鉄板の上で別に炒めるのである。
どちらも北海道来ると、無性に食べたくなる逸品である。
でも、東京に戻ると、全く食べることは無い。