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[2010.11.04]
■座るか、半跏するか?
季節は「芸術の秋」である。 
私の場合は自称「芸術家」なので、自分で創作する。 
 
10月末の週末は私の仏像教室の発表会である仏像彫刻展が、中野坂上の成願寺で3日間にわたり開かれた。 
 
夏の間は私は伊達に教材を持参しているのだが、少し彫ると行き詰る。 
先生にメールで問い合わせるのだが、先生もメールでは指導出来ない。 
 
仏像展案内葉書 


これは問い合わせている私が一番よく分かっている。 
だから、そこでストップとなってしまう。 
この3ヶ月間で、私は今までの進歩が後戻りしていると感じている。 
 
今年は伊達で聖観音立像を仕上げた後に、同じく聖観音半跏像に取り掛かっていた。だが、これが難しい。 
そして殆ど進まずに、東京に戻ったのである。 
 
成願寺のイラスト看板 
 
東京に戻ってから教室に通い、必死に遅れを取り戻そうとしたが、そこでスランプに陥ってしまった。 
だから、先に彫った聖観音立像より、後から彫った聖観音半跏像の方が下手ということが起きている。 
 
聖観音立像 
 
10月29~31日に開催された仏像彫刻展には、女房も一緒に見に行った。私にはみんなの仏像の方が遥かに素晴らしく見える。 
 
その時、女房が近寄って来た。 
そして言った。『多くの作品の中になかなか素敵な仏像があったので、作者名を見たら「あなた」のだった』と、嬉しいことを言う。 
 
作者名を見るまでは、本当にそう思ったのだそうだ。 
理由を聞いて、少しがっかりした。 
『いつも家で見慣れている仏像だと、いいと思うようになるのねー』 
 
聖観音半跏像 
 
(おまけの話) 
仏像の姿には色々ある。 
立っている場合が多いが、座っている時もあるし、時には寝ている場合もあるから可笑しい。 
 
でも、走っている場面とか、食べてる場面は見たことがない。寝ている場合でも仰向けに寝ているのはなくて、横たわっている。 
 
座る場合はあぐらを組んだように見える形と、岩のようなものに座っている形と、片方の足だけ組んでいる形など様々ある。 
 
仏像展会場 
 
自分でその形を試してみたが、太めの私には苦しい姿勢だ。立っている形しか出来ないのは寂しい。 
そこで、今回の仏像展に出展する為に、自分では出来ない半跏像を彫ってみた。 
 
これが思った以上に難しく、自分で出来ない形は彫ることも出来ないのであった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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