■高嶺の花ならぬ、高値のキャベツ
連日のように東京ではテレビニュースで、『野菜が高騰している』と報道されている。この夏の高温と長雨が影響しているらしい。 そこで私の地元では、普段と値段だけを同じにする為か、白菜は4分の1、キャベツは2分の1に切って売っている。
また、規格外と称して曲ったキュウリや、一部が色変わりした茄子とか、二股に分かれた大根などを安く売り出している。
長ネギ畑と有珠山(Sさん提供写真)
そこで思い出した。
伊達の農家のSさんはレタスを作っているので、かなり儲かっているに違いないと思った。
以前にレタス畑でSさんに会った時に、Sさんは嬉しそうな顔をして、『橋本さん、これから暫く経つとレタスの値段が暴騰しますよ』と言っていた筈なんだがなー。
ハウスもののレタス(Sさん提供写真)
そんな時にSさんのブログで、伊達では野菜が安いと知った。
その2~3日後にSさんからメールが届いた。
私が伊達から戻る前に、Sさんから勧められたので注文してあった北海道米「ゆめぴりか」に関してのお知らせである。
大根とブロッコリー(Sさん提供写真)
『ゆめぴりかなのですが、今年産の作柄が悪く販売するだけの量がなくなってしまいました。大変申し訳ありません。 少しだけど送りますので、味見をして下さい。』という内容だった。
農業って、うまく行かないねー。
苦労ばかりしていて、報われることが少ないように思う。
それでも止めないのは、農業が好きなんだろうと思うが・・・・。
Sさんから送られてきた「ゆめぴりか」
(おまけの話)
私の地元のスーパーマーケットでも、野菜は高い。
小さな元気の無いレタスが150円、キャベツは270円もする。高い店ではキャベツが450円もする。
それが伊達の野菜直売所の「峠のやおや」じゃ、レタスが100円、キャベツが80円という安さだから驚きだ。
なぜなのかと思い、Sさんに問い合わせた。
その答えにビックリと同時に納得した。
収穫の終った畑と噴火湾文化研究所(Sさん提供写真)
『町の人は農家の知り合いが多かったり、最近多くなって来た毎日が日曜日の人達が家庭菜園で野菜を作ったりしていますから、安いのが普通だと思っているんでしょう。
そのせいで、無料の野菜が相当量出回ってますからね・・。(笑)』
そこで私からの提案です。
農家の人は野菜をタダであげるのを止めよう。
家庭菜園は市の条例で禁止にしよう。
Sさん、『これでいいですかー?』