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[2010.11.11]
■野菜の宝船
私は小金井市に随分と長く住んでいるので慣れ過ぎてしまい、なかなか地元の良さが分からなくなっている。 
 
よく見れば、小金井は自然も多いし、大きな公園もある。 
環境の良い住宅地域で、多くの大型スーパーもあるし、都内への通勤も便利な場所である。 
 
農業祭りのポスター 
 
だから、かなり人気のある町なのであるが、問題は市の財政事情である。 
人件費比率が数年前までは日本のワーストワンであった。 
今でも改善されたとはいえ、24.1%もある。 


11月6~7日に私の住む小金井市で農業祭が行われた。 
今の時代に小金井市で「農業祭」と言われても、ピンと来なかった。 
 
小金井市のゆるキャラ「小金(こきん)ちゃん」 
 
私の子供の頃は、小金井はまだ「町」で、「市」になったのは52年前のことだった。 
 
その頃は、私の住む家の廻りは畑や林だらけだったし、小学校へ通う道も畑の中を通って行った。 
栗が名産だったらしく、至る所に栗林があった。 
 
野菜宝船 
 
その後、急速な都市化の波に洗われて、都内に通うサラリーマンが多く住むようになり、畑は無くなって行ったのである。 
今では想像が出来ないほどの変りようなので、農業祭と言われも『どこの話?』という感じがする。 
 
しかも、地元で農家を経営している人は、みんな大金持ちである。家作やアパートを持ち、畑仕事は趣味ではないかと思われる。 
 
ただ、畑や林が残されていることにより、小金井市の良い環境が保全されているというプラス面もあることは間違いない。 
 
それと比較して、伊達の農家の人は苦労している。 
 
植木市 
 
(おまけの話) 
農業祭でばったりと、地元の友人のSさんに会った。 
彼は本職は保険代理業だが、少しだけだが農家もやっている。『今日は農業祭の為の役員会があるので、出て来た』と言っていた。 
 
私はSさんに聞いてみた。 
『小金井市には何軒の農家があるの?』 
 
我が家の隣のKさんの農地 
 
Sさんの答えは、『50軒ある。専業農家は無いが、農業をかなり本格的にやっている家は10軒ほどである。みんな、家作やアパート経営をしている。最近はイトーヨーカドーでも、地元野菜を扱ってくれている』とのことだった。 
 
その日の農業祭は、いわば小金井市の資産家のお祭りのようなものと言えば、怒られてしまうかも・・・。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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