伊達市地域生活情報マガジン『むしゃなび』へ ブログ★むしゃなび トップへ [今日:1] [昨日:1] [677] rss feed
[2010.11.22]
■死語となった「原っぱ」
私の住んでいる小金井市の南端に野川が流れている。 
この辺りには自然が多く残されていて、市民の格好の散歩道となっている。 
 
川は整備されていて遊歩道があるので、休日には散歩をする人、ジョギングをする人などで賑わっている。 
住環境としても非常に良い場所なのだが、残念なことに駅からは徒歩だと20分くらいは掛る。 
 
野川でリヤカーを引く人 


天気の良い日に、私は自転車でブラブラと出て行った。 
はけを下り、野川に出る。 
野川を川下に向う。川は西から東に流れている。 
 
少し行くと、急に視界が開ける。 
そこには今でも「原っぱ」がある。今では珍しい原っぱだ。 
子供の頃は「原っぱ」でよく遊んだ。 
 
原っぱと、くじら山 
 
自分の周りには、原っぱはいくらでもあった。 
いつの頃からか原っぱは無くなってしまい、そこには家が立ち並んでいる。 
 
市内では、ここは僅かに残された貴重な原っぱである。 
原っぱの南端には「くじら山」がある。高さは10メートルくらいか? 
向い側の原っぱでは、少年達が野球をやっている。 
 
少年野球 
 
原っぱでは「原っぱ祭」というのものが開かれていた。 
70店近くが出展し、食べ物、飲み物などを売っている。 
粗末な舞台では、入れ替わり立ち替わりに演奏が行われている。 
 
係の人に聞いてみた。 
私、  『これは何回目ですか?』 
係員、『22回目です』 
私、  『新しい住民達がやっているんですかー?』 
係員、『いいえ、昔からの人も、新しい人もいます。』 
 
私の地元なのに、まだまだ知らないことがあったのには驚いた。 
 
原っぱ祭 
 
(おまけの話) 
私の子供の頃には、野川は遊び場だった。 
今より水量が多かったので、野川で泳いだ覚えがある。 
「はけ」から湧き出た冷たい湧水が川を作っていたので、そこには小魚やザリガニが沢山住んでいた。 
 
それが、ある時から公共事業の為に、野川の両側はコンクリートで固められ、見る影も無くなってしまっていた。 
そこに住む小魚もいなくなってしまった。 
 
野川の流れ 
 
それが時代と共に、「川をコンクリートで固めると、自然が破壊されてしまい、そこに住む動植物が絶滅する」ということを言い出して、コンクリートを壊して土手を作り直した。 
 
そうやって、また公共事業を作り出したのである。 
何もしなければお金もかからず、自然もそのままだったのにー! 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
▼コメント(0)

▼コメントを書く...
*必須入力です
 「コメント」欄は日本語で記入してください。
 英字数字のみだと、コメントと見なさず投稿できません。
*お名前:
URL:
*コメント:
プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
ブログ検索
最近のスナップから
2月の山中湖 
 
丸ビル方面の夜景 
 
ラーちゃん