■宇宙戦艦ヤマト
都内に住む娘から連絡があった。 『赤坂サカスで映画の公開に先立ち、大きな宇宙戦艦ヤマトを展示してあり、夜になると波動砲が発射されるらしい。物好きな父に知らせるので、見に来ますか?』とあった。
それを聞いて突然、「親子水入らず」という言葉が思い浮かんだ。でも、この言葉はよく聞く割には、正確な語源は知らなかった。
「親子だけで、他人が入らない」という意味だというのは分かるが、どこに水が入らないのかまでは知らなかった。
六本木ヒルズから東京タワーを見る
そこで調べてみたら、「油に水が入っていない」ということで、質の違うものは融け合わないことから来ていると知った。
だから、水が入っていない油の状態を言っているのだから、言い方を変えれば、「親子油だけ」ということになる。
何気なく使っていても、よく知らない言葉もある。
東京ミッドタウンの中から見るイルミネーション
なんでも興味のある私は女房を誘って出掛けて行った。
六本木ヒルズの毛利庭園にはライトアップを見る為に、大勢の見物客が来ている。
写真を撮る場所を確保するのも一苦労である。
その後、今年から新しくなった東京ミッドタウンのライトアップを見る。なかなか綺麗だ。
見物客も大勢来ていて、混み合っている。
宇宙戦艦ヤマト
次に赤坂サカスに行く。
広場に大きな宇宙戦艦戦艦大和がある。
でも人があまり来ていないので、うら寂しい。
午後8時から宇宙戦艦ヤマトの波動砲の発射があったが、これも弱いレーザー光線が船首から出るだけで、どうということはなかった。
帰りのタクシーが西麻布交差点を通過した時に、『海老蔵が暴漢に殴られたのは、この辺りかな?』と、目で探してしった。
六本木ヒルズ毛利庭園(少し芸術的に撮る)
(おまけの話)
西麻布から六本木、そして赤坂にかけては思い出がある。
私の亡くなった母は今の西麻布で生まれ育った。
両親が早く亡くなったのに豊かな家に育ったらしく、4人兄弟姉妹は誰も働きもせず、みんな大学を出ている。
赤坂には私の母の叔母が住んでいた。
その大きな家は両側を料亭に挟まれていて、よくお客さんが料亭と間違えて入って来た。
東京ミッドタウンの散策路
私は小学生の頃は、その親戚の家によく泊りに行っていた。昼間はやることが無いので、六本木交差点まで遊びに行った。
その頃は都電が走っていて、交差点の辺りもあまり店も無く、寂しい場所だった。
今では想像が出来ないほど変ってしまったが、最近は「あの頃は・・」とか、「今では・・」と言うことが多くなってしまい、それも寂しい。