■銀杏で壊れたカメラ
私が好きな神宮外苑の紅葉というのは、銀杏並木である。 赤い紅葉より、一面に敷き詰められた黄色の葉が太陽光線に反射して金色に輝くところがいい。
そこで、私は11月8日に現地に様子を見に行った。
その頃はまだ人もあまりいないし、銀杏の葉もまだ緑色だった。
次に見に行ったのは、11月21日の夜だった。
その時の様子では、「まだ1週間先かな?」と思った。
神宮外苑いちょう祭ポスター
28日の夜に近くを通ったので、様子を見に行った。
暗くてよく見えないが、少し遅いような気もする。
慌てて、翌29日の午前中に撮影に行った。
天気も良く、大勢の見物客が来ている。
胸にお揃いのバッジを付けた観光バスで来ているグループもいる。
まだ少し早い(11月8日)
6枚の写真を撮ったところで、カメラの調子が悪くなってしまった。
液晶画面に「エラー」の表示が出ていて、どうにもならない。
仕方ないので新宿に出て、ニコンのサービスセンターに行った。
調べてくれた結果は、『修理が必要です。費用は3万5915円かかります』と言われた。
それだけ出せば新品のコンパクトカメラが買えてしまう。
11月28日の夜
でもコンパクトカメラでは、私の希望するような写真は撮れない。泣き泣き、修理に出した。
私の好きな銀杏で、カメラが壊れた。
カメラも私も、そろそろ寿命が来たのかもしれないなー。
11月29日
(おまけの話)
私は暫く前までは、東京都のマークは「銀杏の葉」だとばかり思っていた。都内を走り回る清掃車などに付けられているマークは、どう見ても銀杏の葉である。
ところが、調べてみたら、そうではなかった。
東京都の頭文字のTをデザインして、「躍動」、「繁栄」、「潤い」、「安らぎ」を表現したのだという。
一方で、「東京都の木」は銀杏だというからややこしい。
29日の銀杏
東京都のマークのどこが躍動であったり繁栄だったりしているのかは、素人の私には分からない。
どうせなら、「東京都のマークは銀杏です」と言ってもらった方が、(私だけかもしれないが)、スッキリする。