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[2011.01.20]
■老兵は死なず、ただ消え去るのみ
現役の時は、『早く仕事を辞めたいなー』と思っていた。 
会社はあまり儲からず、取引先からは言われ放題だし、バブルの時も金融とか不動産とは関係無かったので、恩恵は無かった。 
 
それなのに、バブル崩壊の影響だけは受けてしまうという間の悪さで、ホトホト嫌になり、私は早く引退したいと思っていたのである。 
そしてようやく引退出来て、今年で8年目となった。 
 
午後5時の新宿ビジネス街 


今でも友人達の何人かは現役で働いている。 
その殆どは中小企業のオーナーで、好きで働いているのか、止められない事情から働いているのかは定かではない。 
 
中には引退した後に、「世の中のお役に立ちたい」と思い、ボランティアで働いている友人達もいる。 
彼らはお金が目的ではないので、安い給料でも生き生きと働いている。 
 
まっすぐ家に帰るサラリーマン達(新宿駅西口) 
 
これからの高齢化社会の中で、年金制度の破たんも言われ始めているのだから、社会は元気な年寄りに死ぬまで働き続けてもらう仕掛けを考えるべきだと思う。 
 
現役の人に迷惑を掛けないで、なお役に立つという仕事というと、かなり制限がありそうだ。 
多少はボケたり、難聴になっても働ける仕事には何があるだろうか?。 
 
思い出横丁で飲んで帰ることもある(新宿) 
 
そう考えると、なかなか無いものである。 
やはり「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」かー。 
『Old soldiers never die, they just fade away 』 
 
これは引退する時にアメリカ議会で演説した日本にも大変に縁の深い[ダグラス・マッカーサー]の言葉である。 
 
マッカーサーって名前を聞いて、分かる人はいるかな? 
彼のことが分かる人は、多分、60歳以上の筈である。 
 
新宿駅で電車に乗る 
 
(おまけの話) 
私は今でも現役の時の繋がりで、ベトナム人社長の会社の特別顧問をしているが、これは無給である。 
問題が発生すると、その時に呼び出されるという損な役回りである。 
 
でも、私の今までの経験が少しでも若い人の役に立つならと引き受けているが、これは結構張り切れるし楽しい。 
 
自宅のある駅の階段を下りて家路に(武蔵小金井駅) 
 
いつもは年寄りとばかり付き合っているので、この時ばかりは若い人に交じって同じ気持ちで話し合える。 
私は彼らとは経験量が違うので、役に立っている筈だと勝手に思っている。 
 
いまや時代の風は中国からベトナムに変って来た。・・・ように感じる。 
だから大成功とまで言わなくても中成功くらいはして、銅像は要らないが、彼らの記憶に残る人でありたい。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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