■ぐるり一周、東京タワー
最近は東京スカイツリーに人気が移り、東京タワーは忘れ去られているように感じる。 でも、東京タワーは我々の世代にとっては、日本経済発展の象徴としての輝かしいタワーである。
珍し物好きの私であるが、古い物にも良さがあり愛着がある。
東京タワーは1958年の竣工であるから、私が16歳の時に出来上がったことになる。もうあれから52年も経っている。
赤羽橋から
ある小雨の日のことである。
都内に用事があったので、初めて雨の中の東京タワーの写真を撮ろうと思い立った。
今回は東京タワーを一周して色々な角度から写真を撮ることにした。先ずは赤羽橋からスタートする。
時計と反対回りで進んで行く。
ザ・プリンス・パークタワー東京ホテルから
芝公園を左折して、増上寺を過ぎて東京プリンス・ホテルを過ぎ、御成門を左折して神谷町交差点に出る。
そこを左折すれば、飯倉に出る。
飯倉を左折すれば赤羽橋に戻り、これで東京タワーを一周である。
最後に東京タワーの足元に行ってみる。
この冬一番の寒さの上に小雨のせいか、観光客は殆どいない。
入口にはクリスマスツリーが飾ってあるが、誰も見ていない。
東京プリンス・ホテルから
1階のフードコートに行ってみた。お客は殆どいない。
こういう雰囲気というのは、なぜか侘しいのである。
田舎の駅前のシャッター通りを連想させる。
腹が空いたので、1切れ380円のピザ買って食べてみた。
意外と美味しかった。予想外のことで驚いた。
東京タワーのクリスマスツリー
(おまけの話)
飯倉から赤羽橋に向うと、右手にうなぎの名店「野田岩」がある。その手前に、以前は私の会社の取引先であったY社があった。
東京タワーからは直線で200メートルくらいの距離である。
この会社は猛烈な会社で、社長はテレビドラマ「どてらい男」のモデルとなった人で、西郷輝彦がその主人公を演じた。
六本木から
この社長は強烈な個性の人で、猛烈な働き者であった。
なにしろ丁稚奉公から始めて、一代で会社を一部上場まで持って行ったのだから、ただ者ではない。
1年に1度の賀詞交歓会ではその社長の講演会があり、取引先はそれを楽しみにしていた。
当社はその講演を聞きたいが為に取引していたようなものだった。
なにしろ、全く儲けさせてくれなかったのだら・・・・。