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[2011.02.09]
■火災保険は不要? 
引越しが3月10日と決まったので、それまでに準備をしないといけない。私は自分の持ち物を点検してみて、ビックリした。値の張る物は殆ど持っていない。 
 
衣類は買った時は高かったが、今ではそれらはデザインも古くなっていて、とても着られない。 
背広は着ることも無いと思い、1着だけ残しあとは捨てた。 
 
アート引越センターから届いた段ボール箱 
 
黒服は葬儀が増えるだろうから残しておく。 
誂えたロングのカシミヤのコートも捨てる方に入れたら、女房に怒られた。でも、もう着ることもないと思うんだがなー。 


そこへ行くと、女房は高価な物を持っている。 
着る物は私と同じく、沢山あっても古着であるから値打ちは無い。 
 
今でも値が張るのは、和食器である。 
 
塗りのお椀 
 
引越しを依頼したアート引越しセンターの係の人が我が家に来て、その食器類を見て驚いた。 
『普通の家の8倍はありますねー。これを8分の1に減らさないと、引越し先に入れられません。』と言う。 
 
そこからプレゼント大作戦が始まった。 
引越し先のマンションに持って行ける、特に女房が気に入っている物だけを少し残して、あとは全てプレゼントにする。 
幸いに女房の友人達は喜んで引き取ってくれた。 
 
もう残り少ない 
 
今回の引越しの為の整理整頓で分かったことがある。 
私達は火事で失くして惜しいような物を持っていなかった。 
だから、引越したら家には火災保険を掛けるが、家財には掛けないと決めた。 
 
手伝いをしないで、邪魔ばかりするラーちゃん 
 
(おまけの話) 
私が自室で使っている机は台湾のLさんが、かなり前に台湾から私にプレゼントとして送ってくれた品物である。 
縁起の良い長さに切ってあるそうで、だから凄く大きい。 
 
台湾ヒノキで出来ているので、今ではかなり高価な物だ。 
台湾から横浜港渡しで到着したのであるが、通関と運送費で私は5万円以上も支払った。当時の私には高いプレゼントであった。 
 
台湾ヒノキの机 
 
その机は大き過ぎて、引越し先には持って行けない。 
そこで藤沢に住むLさんの息子に連絡して、事情を説明した。Lさんの息子は喜んで引き取ってくれた。 
 
古代の美術品が元の国に返却されたというニュースを見るが、あれと同じように台湾ヒノキの机は元の持ち主に戻って行った。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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