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[2011.02.04]
■もうひとつの新宿
私は新宿にはよく行く。 
デパートに行くこともあるし、映画に行くこともあるし、会合に行くこともある。 
 
でも、必ず毎月行くのが床屋である。 
床屋に行くと、その後は新宿の町を徘徊するのが常である。 
 
今回は歌舞伎町から花園神社に抜ける経路で徘徊した。 
 
新宿ゴールデン街入口 


元コマ劇場の裏側は、怪しい店が多い。 
ホストバーも沢山あるし、アダルト系の店がケバケバシイ看板を出している。 
 
そこを抜けて更に進むと、市役所通りに出る。 
そこを右折して靖国通りに出る前の路地を左に曲がると、酒飲みの間では有名な「新宿ゴールデン街」がある。 
 
新宿ゴールデン街(昼間は寂しい) 
 
ここは今の新宿から取り残されたような街で、昼間は全く人通りも無い。だが、夜ともなると、多くの人が訪れる。 
特に文人とか、文化人という人種の人達はここが贔屓で、彼らの書くエッセイなどにもよく登場する。 
 
でも、それらの文人達も年をとって、お迎えが来てしまったり、出歩けなくなったのか、店の売り上げは厳しいようだ。 
 
そんなことから、積極的に外国人旅行者を受け入れる店も現れていて、入り口に英語の案内文が出ている。 
 
バー入口の英文案内書 
 
・・・・などと、知ったようなことを書いているが、私は全く酒が飲めないので、飲みに行ったことがない。 
伊達の酒飲みが来たら、案内してもいいですよー。 
 
土曜日の夜(休みの店が多い) 
 
(おまけの話) 
住友ビルの床屋に行ったら、その日は空いていた。 
ここは全員が女性だが、みんなオババである。 
 
私が初めてこの床屋に行ったのは、42年前である。 
このビルに取引先があったので、ついでに行くようになった。 
 
その当時は技術者は若い女性だけで、みんなミニスカートを穿いて頭を刈ってくれた。 
私も若かったので、その時は嬉しかった。 
 
懐かしいようなバーの入口 
 
今はお客も技術者もお互いに年をとり、懐かしげに昔話をしている。 
今回の話は、彼女は『ポックリ死にたいねー』、私は『同じ老人介護施設に入って、私の頭を刈ってねー』。 
・・・と、なんだか寂しい話になってしまった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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