■引越し前の墓参り
引越しの前に両親のお墓参りに行こうと思い立った。 中央区に引越すと、今までのようにはお墓参りに来られない。
そこで2月16日に、女房と一緒に八王子のお寺に行った。
小高い丘の上のお寺は日当たりが良く、とても暖かい。
久し振りに行ったお寺は工事が完了していて、真新しくなっていた。
墓の数も増えていたので、どうやら住職は墓の分譲で儲けてリフォームをしたらしい。
両親のお墓のある「西笑院」
このお寺は橋本一族が古くからの檀家になっていて、檀家総代もしていた。
ところが橋本家が時代と共に落ち目となり、今は谷合家が幅を利かせているように見える。
この寺の住職も60歳を過ぎたと思う。
私のオヤジの葬儀の時は、その住職はお経をあげている最中に貧血で倒れてしまった。
まだ20代の若さで、修行が足りなかったのである。
私のオフクロの葬儀の時は、葬儀場に来る途中で交通事故を起こし、急きょ代理の坊さんが来て、結局本人は来なかった。
そんな事情があったので、私はこの坊主をあまり信用していない。
そもそも寺だというのに、本殿はいつも閉まっていて拝観が出来ないし、賽銭箱も置いていない。
扉の閉まっている本殿には賽銭箱も無い
自宅が兼用となっていて、住職はマイホームパパなのか、檀家さえも建物に入れないのである。なんか変である。
仕方ないので、勝手に墓参りをする。
墓石を掃除して、線香と花を供える。
そして、私達が勝どきに引越す報告をする。
そんな頼りにならないお寺なので、私がお墓に向って『元気でいてね』と言ったら、女房に怒られた。『安らかにお眠り下さいでしょ!』、と・・・。
(おまけの話)
2月16日のブログ「骨董品のような思い出」の話である。
この話をアップしてすぐに、ロサンゼルスに住むO君からメールが入った。『今回の小金井通信で石原裕次郎のデビューの年は1956年で、昭和56年ではありません。』と、書いてあった。
確かにその通りで、私が昭和と西暦を間違えたのだった。
すぐに訂正したから、訂正前に読んだ人は21人だけだった。
その21人の中にHさんがいて、同じような指摘をしてきた。
上から見たお墓
私はすぐに訂正したのでタイミングが合ってしまい、Hさんがもう1度読み直した時には既に私は訂正していた。
そして、もう一度メールが来た。『ご免なさい。先ほどのメールの件、私の読み間違いでした。眼が悪くなったのと、思い込みが激しくなったのと両方でした。』とあった。
多分、Hさんは何が何だか分からず、狐につままれたような気分になっているに違いない。