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[2011.03.02]
■金券ショップ 
引越しの片付けをしていたら、引き出しの奥で印紙を見付けた。印紙は額面が1000円のものが1枚、600円が2枚である。 
それを新宿の金券ショップに持って行って、買い取ってもらうことにした。 
 
新宿西口には金券ショップが12軒もあって、どこも商売繁盛のようである。これだけの数の店があるということは、売る人も買う人も大勢いるということだろうと思う。 
 
新宿西口の金券ショップ 


私は金券ショップに入ったことはあるが、いつも買う側だった。 
今回は売る側で入ったので、なんだかドキドキする。 
盗品を持ち込む人もいるので、疑われないかと心配した。 
 
「買い取り」と書いてあるカウンターに進むと、「出して下さい」と若い女性店員に言われた。 
印紙を出すと、彼女は手慣れた様子で裏表をよく見る。 
 
買い取りをしてもらった金券ショップ 
 
そして1000円の印紙だけを返して来た。 
『なぜ駄目なんですか?』と聞くと、『裏面の糊が無い』と冷たく言われてしまった。 
確かに糊が無い。これは一度貼ったものを剥がしたもののようだ。 
 
そして600円が2枚で1200円のところを、980円で買い取ってくれた。 
 
新幹線チケット販売価格表 
 
計画では1800円くらいで売れて、昼ご飯は船橋屋で天麩羅定食の(上)を食べる予定だった。 
それがすっかり予定が狂ってしまい、立ち食いソバとドトールコーヒーで、家に忘れた老眼鏡を100円ショップで買ったら終りだった。 
 
返された1000円の印紙はもったいないので、3年先の運転免許書き換えの時に使おう。 
でも、その時まで失くさないでいられるか? 
 
新宿西口のコクーンビル 
 
(おまけの話) 
引き出しの奥からは色々な物が出て来る。 
そんな中に今は懐かしいテレフォンカードが沢山あった。 
 
1枚500度数だから、500円分の通話が出来る。 
私の会社の作ったカードも出て来た。 
女房の料理教室のカードも出て来た。 
 
私の会社と、女房の料理教室のテレフォンカード 
 
あの時代には、どこの会社でもテレフォンカードを作って、取引先に配っていたんだなー。 
それが携帯電話の急速な普及により、一気に消え去ってしまった。 
 
これも金券ショップに持ち込んだが、買い取ってくれなかった。 
いまや全く使いものにならない代物になっていた。 
なんだか今の自分を見るようで、気が滅入った日だった。 
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▼コメント(1)
名前:daisukey  2011.03.03 06:17:33
結局、  
理屈的価値があってもニーズ「商品価値」がないとダメなんですね。  
価値というのは実にいろいろとありますが、売れなくても思いでの品は、本当に金銭価値とは全く違うもの。そういうものを金銭価値に換算するのがオークションでもあり、名画なんかもそういうことなんですよね。  
そして一方では、買った方が安いという今の世の中。  
まだまだ走る車や電化製品がただでも売れないということにやはり違和感をかんじます。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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