■嫌味な一言
小金井に住んで57年くらいになる。 だから私は殆ど土着民である。
私は世田谷の生まれだが、2歳の頃に小金井に越して来た。その頃の人口は1万人くらいだったらしい。
1958年に町から市に昇格した。
私は市制施行のお祝いの提灯行列に参加した覚えがある。その時の人口は4万人だった。
隣で急ピッチで建設が進む建売住宅
その後、都心への通勤に便利な場所ということもあって、目覚ましい発展をして来た。
そして、いまや人口は11万人を越えた。
私は43年前に結婚と同時に分家をして、現在の場所に越して来た。
そしてご近所に挨拶に出向いた。
その時のことである。
庭のフキノトウも春を知らせている。
Xさん宅に挨拶に行ったら、話の最後に、『その幸せを失わないようにね』と言われた。
その時は、随分と嫌なことを言うババアだなーと思った。
それから長い歴史があったが、あまり深いお付き合いはしなかった。
先日、駐車場でゴミの仕分けをしていたら、Xさん宅の前に車が停まっていて、Xさんの息子夫婦が道に出て車の人に対して『今日は大変にありがとうございました』と言っているのが聞こえた。
小金井公園の梅も満開・・・。
みんなが黒尽くめの服装をしていることから判断して、葬儀の帰りらしい。あのオババが亡くなったのではないかと思う。
暫く前に息子の嫁さんが、『義母は入院しています』と言っていたので、そうらしい。
あの嫌味を言ったオババもお迎えが来たようだが、幸いにも私達は「その幸せを失わない」で、ここまで来られた。
オババの嫌味に負けないようにと、頑張ったのが良かったのかもしれないなー。 合掌。
ぬくぬくと日向ぼっこのラーちゃん
(おまけの話)
小金井警察からメールが入った。
『現在、小金井市内の複数のお宅に、息子を名乗る者から「電車で鞄をなくした。携帯電話や小切手が入っていた。
駅から見つかった電話はない?」と電話が入り、更に「鞄に入っていた小切手を今日中に払わないといけない。1,300万円用意して欲しい。」というウソの電話が入っています。
振り込め詐欺犯にもいずれバチが当る。
(ハワイの和尚の絵説法)
その翌日に警察官が我が家を訪問した。
『あの警告メールの1300万円を支払ってしまったお婆さんが、小金井市内にいます。これは振り込め詐欺ですから、十分に気を付けて下さい。』というお知らせであった。
振り込め詐欺は息子を名乗るが、娘を名乗る犯人はいないようだ。
我が家は娘しかいないので、狙われないのだろうか?