■色々なタイプの同級生
まだ引っ越す前の話であるが、室蘭のA君から久し振りに電話があった。 よく聞いてみたら、神奈川の家に戻っていると言う。
私が伊達市に縁が出来たのは、そのA君のお陰である。
彼は室蘭市の招きで、かなり昔に白鳥台の工業団地に製造会社として進出した。
中央道と圏央道との分岐点(相模湖ICで降りる)
ある時に私達は彼の招きに応えて積丹半島の旅をした。
その時にたまたま通り掛かった伊達市に、私達は毎年夏に行くようになったのだから、世の中の縁とは分からないものだ。
A君が電話をくれた時に、暇を持て余していた私は彼の家がある相模原に出掛けた。
相模湖のヘラブナ釣り(A君の家への途中で)
A君の家に寄った後に、近くに同じ学校の同級生がいるので、一緒にお昼ご飯を食べることにする。
うなぎ屋で待ち合わせて、そこにやって来たのはKu君とKa君だ。
Ku君は自動車部品の製造業の社長である。
Ka君は駅前薬局の主である。
彼は伊達市に縁があり、伊達市に600坪の土地を持っている。
相模湖でカヌーの練習
私が初めて伊達市に滞在した夏に、L社のK社長にその土地に案内してもらったことがある。
その場所は稀府の山の中で、預かった地図とは大違いで、道路も無く、そこへは遂に近付けなかった。
いわゆる原野商法に引っ掛かった被害者だったのである。300万円で買ったそうだが、今では6000円くらいらしい。
東京方面の人は金があるから騙されるのである。
うなぎの後に場所を喫茶店に移して、延々とどうでもいい話を続けたが、同級生というのはそんなところがいいのかもしれない。
相模原のうなぎ屋
(おまけの話)
Ku君は凝り性である。
始めたら徹底的に研究し、それをモノにするまで止めない。
今までにもゴルフ、菊栽培、アユ釣り、キノコ採りと熱中して来たが、全てプロ級となっているから本物だ。
いまの研究課題は競馬必勝理論である。
本人はK理論と言っていて、数年前から研究し始めて、この夏には完成すると言っている。
コーヒー店に場所を移して
この理論で馬券を買えば、以前の7年分の損失を全て取り戻せると自信満々であるが、競馬仲間は誰も信じていない。
私もKu君と一緒に府中競馬場に行って、彼の教えの通りに馬券を買った経験があるが、当ったことがない。
Ku君は本気のようだが、私の予想では、これからも研究は完成せず、死ぬまで研究は続きそうだ。