■節電のススメ
東北関東大震災によって引き起こされた福島原子力発電所の事故には驚かされた。 段々と現地の事情が報道されるようになって、先ず最初は被災者の置かれた状況に同情を越えて悲しくなった。
更に原発の事故は収まるどころか、どんどんと悪化している。
動く歩道も止まる
「日本の原子力発電所は世界一安全だ」と言われていたが、あれは何だったんだー!
事故後の対応も素人の私から見ても、後手後手に感じる。
地震で家を壊され、津波でそれをさらわれて、住む場所も仕事も失った被災者の気持ちは私の想像以上だろうと思う。
「なんとか頑張って欲しい」と、願うしかない。
レストランも節電
原発事故の影響で「計画停電」が実行された。
私の住まいは中央区なので、日本の中枢機関が集まる重要な場所のせいか、計画停電の対象となっていない。
だからこそ、自分から節電に努めている。
朝は7時までしか暖房は点けない。
幸いにマンションというのは密封性が高く、一戸建てより暖かい。
電灯は朝は点けない。夜も外のビル群の明りがあるので、居間は点けない。テレビの明りで十分である。
エスカレーターは止まる
用事があって新宿まで行ったが、どこもかしこも節電をしている。
エスカレーターは停まっている。動く歩道なんて問題外だ。
店も半分の明りにしている。
なんでも浪費に慣れてしまった日本人には、こういう生活も悪くないのかもしれない。
これでも私の子供時代よりはかなりいいのだから・・・・。
地下鉄の案内
(おまけの話)
ベトナムのS社長から電話があった。
『いま成田空港にいる。これからホーチミンに戻ります』という話であった。
事情を聞くと、『今回の福島原発事故で、ベトナム人研修生の親が心配してパニックになっている。これから戻り、彼らに集まってもらい事実を説明する。』と言っていた。
勝どきの夜の街も暗い
また、ベトナム大使館に協力して、日本在住のベトナム人の為に原発事故のニュースを翻訳してお知らせを作るのだと言う。
ただでさえ忙しいS社長は、これでまた更に忙しくなる。
日本在住の外国人は続々と帰国をしている。
フランスは専用機を出している。
日本政府はこんな時は、どうしてくれるかなー?