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[2011.03.15]
■大地震の時はどこに。 
東京にも「東北地方太平洋沖地震」の影響があった。 
その日は朝から2時頃までは納入業者と工事業者がひっきりなしにやって来て、私はお昼ご飯を食べる時間も無かった。 
 
一段落したので、私は娘と一緒に中央区役所に転入届を出しに行った。市役所で手続きをしている時のことだった。 
いきなり区役所がガタガタと大きな音と同時に振動を始めた。私の人生でも一番の激しい揺れであった。 
 
夜明け前のお台場方面 


吹き抜け天井が壊れて落ちて来ると思い、咄嗟に娘を申請書を書くテーブルの下に押し込んだ。 
私は避難する場所が無いので、諦めてそのまま立っていた。かなりの時間が経っても揺れはおさまらない。 
 
マンションに残っている女房に電話したが、全く繋がらない。そこで心配となり、私は残り、娘を先に帰した。 
 
夜明けの東京タワーと六本木ヒルズタワー 
 
マンションに戻ったら、エレベーターが止ったままである。 
携帯電話は繋がらないので、ロビー入口のインターフォンで連絡し、女房の安全を確認した。 
 
女房の話では、『その時は船が大きく揺れるような感じだった。立っていられなくて、床に這いつくばった。ちょうど家具屋さんが納品に来ていたので、一緒に居たので少しは心強かった』と言っていた。 
 
夜明けの勝鬨橋 
 
そして、『41階でこのくらいの揺れなら、地上は大したことはないと思い、あなた達のことは心配していなかった』と言う。 
このマンションは耐震構造となっているので大丈夫なのであって、我々は死ぬかと思ったのにー。 
 
朝陽はトリトンビルの脇から昇る 
 
(おまけの話) 
中央区役所からの帰りのバスが不通となってしまった。 
地下鉄も駄目で、普段は空車ばかりのタクシーも来ない。 
仕方ないので歩き出した。 
 
近くの公園や空き地にはサラリーマン達が集まっている。 
ビルの倒壊を恐れて、避難して来たようだ。 
交差点に出たら、そこに築地警察署があった。 
 
朝の隅田川 
 
免許証の住所変更を予定していたので、交通課に行って 
みた。係の女性警察官は、『こんな時に住所変更届けで 
すかー?』と呆れている。 
 
住所変更届けは呆気なく終り、家まで20分を歩いて帰った。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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