■エコに反する
このマンションはオール電化ということで、ガスは無い。 高層マンションでの火災を防ぐためかもしれない。
もし火事になったら、あの映画、『タワーリング・インフェルノ』状態となってしまうと思うと、空恐ろしい。
そこでビックカメラに電化製品を何種類か買いに行った。
以前は衣類は全自動で洗濯をして、天気が良ければ外に干し、雨が降ればそれをガス乾燥機で乾燥させていた。
ビックカメラ
ガスが使えないので、洗濯乾燥機という新製品を買うことにした。
引越し翌日に取り付け工事が行われ、溜まった洗濯物を機械に入れた。これで、洗濯から乾燥まで自動でやってくれるはずである。
ところが8時間も経ったのに、全く乾燥していない。
何回やっても同じである。このエコ時代に全く不適切な品である。翌日に買った店に行って、クレームを付けた。
返品した洗濯乾燥機
『もうこの方式の洗濯機は嫌だ』と言う女房の意見を入れて、洗濯機と乾燥機を別々の物に交換してもらうことにした。
私の意見でも、洗濯してからまったままの洗濯物を、そのまま乾燥させるのには無理があるように思う。
ハワイの和尚の絵説法
なんでもボタンを押せば機械がやってくれる時代になったが、それに騙されてはいけない。
メーカーは次々と新製品を出さないと売れないからやっているだけで、必ずしも消費者のことを考えていない。
でも大震災の影響で、交換品がいつ来るかは不明である。
それまで、どうやって過ごそうかと悩んでいる。
自動販売機も節電でお休み
(おまけの話)
製品を交換する前に、メーカーのサービスマンが点検に来た。
色々と点検をしていたが、『洗濯機に問題は無い』と言う。
そして、『他の製品との交換は出来ない』と言った。
そこで私は、『あなたからこの洗濯機を買ったのではない。ビックカメラから買ったのだから、交換出来るかどうかは私がビックカメラと交渉することだ。その後はビックカメラとあなたの会社の話だ』と言ったら黙ってしまった。
あの明るかったマツモトキヨシも今は暗い
更に『私は機械メーカーを経営していたので、機械のことも電気のことも分かる。この省エネの時代に、この洗濯機は構造的に無理がある』と追い打ちを掛けたら、それから態度が変って静かになった。
素人が相手だと思うと、言葉巧みに自社の製品の欠陥を隠すのでは、このメーカーの将来は無い。