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[2011.03.28]
■危機的状況の中の希望
東京電力の原発事故の影響が段々と分かるに連れて、かなり深刻な事態が起きて来ていることを知った。 
楽観的な私でも、悲観的になりそうになる。 
 
現地で東京電力の副社長の謝罪と説明の状況を、テレビで見た。 
私はその内容よりも、先ず違和感を覚えたのは、「なぜ社長が出て来ないのか?」ということだった。 
 
東京スカイツリー(横綱町公園から) 


こんな悲劇的な事態を引き起こした会社のトップが、この場に来られないほどの重要用件が他にあるとは思えない。 
責任ある立場の人が、責任を取る場から逃げたと思われても仕方ない行動だと思う。 
 
駒形橋近くで 
 
事故の情報が錯綜し、なにが真実か分からない状況の中で、作家の村上龍がニューヨーク・タイムスへ寄稿した文を読んだ。 
 
タイトルは「危機的状況の中の希望」というもので、格調高く日本の現状を正しくアメリカ人に知らせている。 
 
その文の中で、私が同感したのは次の個所である。 
「今は逆のことが起きている。避難所では食料、水、薬品不足が深刻化している。東京も物や電力が不足している。生活そのものが脅かされており、政府や電力会社は対応が遅れている。 
 
3月26日の東京スカイツリー 
 
だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。だが、富に心を奪われていた我々のなかに希望の種を植え付けた。だから私は信じていく。」 
 
良かったら、まだ読んでいない方は、下記をクリックして全文を読んで下さい。 
 
「危機的状況の中の希望」 
日本語はここをクリック) 
 
原文のままは、ここをクリック) 
 
押上で 
 
(おまけの話) 
テレビでは原発事故のニュースばかりだ。 
他のニュースがどうなったか分からない状況が続いている。 
その陰に隠れて、話題から逸れてホッとしている人もいる。大相撲の八百長問題もそのひとつだろう。 
 
私が何回も撮影に行った東京スカイツリーもそうだ。 
知らない内に、634メートルの高さになっていた。 
 
遂に634メートルになった。 
 
我が家からも頂上部分がよく見えるので、天気の良い日を狙って自転車で撮影に行ってみた。 
近くに見えたが、意外と遠い。自転車で45分も掛った。 
 
現地では原発事故にも関係無く、大勢の観光客が来ていた。 
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▼コメント(2)
名前:shinji  2011.03.28 12:51:44
副社長がどこかの避難所に行って、謝罪しているシーンをニュースで見ました。 みんなボーと遠くで聞いているだけで、一人の老女がうなずいているだけでした。 これをアメリカで見ていると、驚きです。 アメリカならとっくにこの副社長は現場で射殺されているか、リンチにあっているでしょう。 アメリカならまず、副社長がのこのこ、怒りの渦の中にある避難所には出かけないでしょう。 もしでかけるなら、なんらかの具体的な、避難民にとって利益になるものを、もっていくでしょう。 ただ頭を下げに行くのは、なんの足しにもならないでしょう。 もし心からの謝罪なら、遺体を火葬するための(土葬ではない)費用を全部出すとか、幼児への保護の対策のため、きれいな水を無制限に供給するとか、被害にあった農家の今後10年間の経済を助けるとか、そういう当然の責任を持って、もっと本当に役にたつ提案を示して初めて、被災者の心に通じるというものです。  
 
東電の社長は、調べてないのでわかりませんが、天下りの官僚かもしれません。 リビアならば、クーデターものです。 東電のモノポリーを排斥して、誰もが自分の庭で発電して自分で電気を使える、大会社に頼らない社会に変えましょう。 
名前:Solus  2011.03.28 08:48:40
 
 東電の社長については、皆同じ疑問を抱いていると思います。  
 
 
 私も何故?と思っていました。  
 
 
 村上龍氏の寄稿文、拝読させていただきました。  
 
 
 何事も前向きに考えるか後ろ向きに考えるかで、大きく変わると思います。  
 
 
 ますます震災の影響が広がりつつありますが、落ち込んでいる場合ではありませんね。  
 
 
  

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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