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[2011.03.31]
■プロに会いたい
日本では仕事を頼めば、完璧にこなしてくれると信じていた。ところが、今回の引越しを通じて私の考えは変った。 
 
最初は引越し当日のことである。 
私達は順調に行ったが、同じ引越し会社なのに娘の方は担当者の手配が悪く、荷物が届いたのは夜になってしまった。 
なんだか出だしから躓いた感じとなってしまった。 
 
築地市場のプロ食堂「豊ちゃん」 


引越した翌日に手続きの為に、中央区の年金事務所に行った。 
プロ風の年配の女性の指示に従って、私はわざわざ小金井市役所まで行って書類を揃えた。 
 
ところがその後、年金事務所から連絡があり、書類が足りないと言う。これは年金事務所の説明ミスで、腹が立った。 
 
浚渫工事のプロ 
 
小金井の信用金庫に出向いて、住所変更手続きをした。 
私は出資者でもあるので、その名簿の書き換えもお願いした。 
 
わざわざ小金井まで行ったのに、『都内に引越すのであれば、出資者を続けられないので、実印が必要だ』、と言う。 
出資者であることは、事前に連絡してあったのにー! 
 
伊達の細密画のプロ、野田画伯の作品 
 
指定日に、引越し先に買った家具の配送を頼んであった。 
いつまで経っても来ないので、電話をして驚いた。 
『小金井に配送しています』。全くなっていない! 
結局、その日は間に合わず、翌日の配達となってしまった。 
 
まだ、いくつかあったが、腹が立つので、もう止めた。 
日本人はいつから、こうなってしまったんだー! 
私が現役だった時はこうではなかった。プロに会いたい!。 
 
ハワイの和尚の絵説法 
(なかなかこういう気持ちにはなれない私) 
 
(おまけの話) 
原発事故で思った。原発事故のプロはいなかった。・・と。 
あれほど「原発は安全」と言いながら、全くそうではなかった。 
 
そして事故が起きたら、東京電力は自分達で解決出来なくなってしまった。 
 
火消しの為に警察、消防、自衛隊と次々と出て来た。 
どれもいまひとつであった。 
そして最後に登場したのは東京消防庁のハイパーレスキュー隊による放水で、なんとか見通しが立った。 
 
一見はプロ作品の阿修羅像(実は私の作品) 
 
テレビのインタビューに答える隊長達の面構えを見て、久し振りにプロに出会ったという気分になった。 
 
その後は戦車も出て来て、瓦礫に埋まった道路を確保するという。 
最初からこんなプロが出て来たら、我々はハラハラしないで済んだかもしれない。やはり真打ちは最後なのかー。 
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▼コメント(1)
名前:shinji  2011.03.31 06:22:06
私もアメリカに来て30年位は、この国の仕事のいい加減さに心底アタマニきた日々を過ごしましたが、もう最近は、アタマニくるのをやめるようになりました。 業者との喧嘩はいわば演技でやって、自分の心の中にはそのばい菌を入れないように、がんばっています。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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