伊達季節移住のススメ

今の時期になると、例年の私は忙しい。 
家の近くの小金井公園の桜の開花状況を、毎日のようにチェックしに行っていたからである。 
 
ところが今年は違った。この辺りには桜の木が無い。 
近所で見掛けたポスターにあったので、桜の名所の墨田公園に行ってみた。 
 
墨田公園桜まつり（墨田公園北岸） 


マンションの前から都バスに乗り、駒形橋の近くの交差点で降りる。そこからひとつ上流の橋である吾妻橋まで歩く。 
目の前はあのキリンビールの金色のオブジェがある場所だ。 
 
そこから先の隅田川の両サイドに墨田公園がある。 
ここがこの辺りの桜の名所だそうだ。 
 
隅田川南岸で 
 
３月３１日に行ったのだが、まだ早過ぎた。 
隅田川の南側は日当たりが悪いのか、殆ど蕾である。 
反対側に行ってみたが、ここでもまだ早い。 
 
幟も立てて準備は万端のようだが、この次の土曜日はまだ早い。 
こちら側は浅草になるので少しは人が出ているが、まだ寂しい。 
 
大寒桜 
 
大寒桜という種類の桜だけが咲いているが、これは葉桜ということもあり、あまり美しくない。 
桜はやはり「染井吉野」に限るようだ。 
 
墨田公園の桜は、小金井公園の桜を見慣れた私には物足りないが、背景に東京スカイツリーがあるので、それが救いである。 
 
桜とスカイツリー 
 
（おまけの話） 
東京都知事の石原慎太郎が記者会見で、『花見じゃないんだよ。今ごろね。同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感ができてくる』と発言した。 
 
そのせいで、お花見の名所の上野公園や井の頭公園が看板や放送で宴会の自粛を求めているそうだ。 
 
キリンビール吾妻橋ビルの横から 
 
でも、私はそうは思わない。 
花見を自粛するより、人の集まる花見会場で義援金を集める方がズーと被災者の為になるんじゃないかなー。 
 
被災地においても、もうじき津波でも流されなかった根性のある桜の木の蕾が開くのではないかと思う。 
その花を見て、被災者は勇気づけられると思うんだが・・・。