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[2011.04.05]
■計画停電
停電という言葉を聞くと、私の世代は懐かしく感じてしまう。 
 
福島の原発事故により電力の供給量が足りなくなり、東京電力の管内の利用者は強制的に計画停電をさせられている。 
 
私の住む場所は日本の中枢機関が集中している中央区なので、幸いに計画停電地域からは外されている。 
そこで、郊外に住む友人達に停電に付いて聞いてみた。 
 
消えた信号(O君提供) 


千葉県に住むO君からは、『電池式の電灯やローソクがあっても、実際はテレビを見ることもインターネットも出来ないので、そんな時は仮眠を取るのが一番だと結論を得ました』。 
 
更に、『寒さしのぎには、ヨットマンの堀江謙一さんに教えてもらった方法ですが、ウイスキーをホットウイスキーにして飲み、ウイスキーの空き瓶に熱湯を入れて湯たんぽにするのがベスト』。とあった。のん兵衛のO君らしい話だ。 
 
暖炉で暖まる(M君提供) 
 
山梨県のM君は、『暖を取る為に、電気を使わない石油ストーブを買いに行ったのですが、売り切れでした。よくよく考えたら、家に暖炉があることに気が付き、30年ぶりに役に立ちました。』 
 
IHIビルから朝陽が昇る 
 
『蝋燭と暖炉の灯りの中で、ボケーとして考え事をするのも良いものです。この年になると急いでしなければならないことも無く、計画停電はいまのところ何も問題はありません』と、あった。 
 
私の予想ではもっと深刻な情報が得られると思ったのだが、引退オヤジばかりの同級生じゃ、こんな呑気な報告となる。 
深刻な報道はテレビ等で十分に届いていると思うので、こんなオヤジの報告もまたいいのかもしれない。 
 
東京タワーへ夕陽が沈む 
 
(おまけの話) 
今回の原発事故ではとんでもない数の人達が被害を被っている。 
普通は被害を受けると加害者に損害額を請求する。 
自動車などはそれを保険でカバーしている。 
 
今回のケースはどうなるのか? 
 
暗くなりかけたレインボーブリッジ 
 
被害額があまりに膨大な金額になると思われるので、全ての被害を加害者である東京電力が補償できるとは思えない。最終的には政府が面倒をみるのだろう。 
 
そうなると、その原資は我々の税金である。 
結局は被害者と加害者が同じ人という変なことが起きる。 
 
だから、その時に社長だった男や役員達が退職金をもらったら、私は許せない。 
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▼コメント(1)
名前:まねきねこ  2011.04.05 09:00:54
はじめまして、まねきねこと申します。  
いつもこちらのブログ拝見させていただいています。  
 
>だから、その時に社長だった男や役員達が退職金をもらったら、私は許せない。  
 
私も、同意見です。こんな大事故を起こしながら誰も責任を取らないなど許せません。  
だいたい東電の社長がこんな時に入院しているのも許せない! 

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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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