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[2011.05.18]
■いまも残る昭和の香り「月島」
部屋から外を見ると、コンクリートのビルだらけである。 
見えるのは、隅田川とそこに接続している運河と、僅かな緑のある浜離宮である。 
 
他には、ビルの陰に日比谷公園も僅かに見える程度である。 
清澄通りを見ると、途中で道が盛り上がっている場所がある。そこは月島川に架かる月島橋で、勝どきと月島の境界となる。 
 
月島川でボートで花見 


月島は勝どきと佃島に挟まれていて、昔ながらの家並みが残っている貴重な場所だ。 
特に墨田川と清澄通りの間に挟まれた地区には、昭和初期の香りが残っている。 
 
天気が良い日に隅田川沿いの遊歩道を歩いて行った。 
勝鬨橋の下をくぐると、月島川に入る水門がある。 
そこは屋形船の乗り場で、モーターボートの係留場所がある。 
 
狭い路地では猫が遊ぶ 
 
橋を渡るともんじゃ通りとなるが、そこは避けて川に近い道を進む。小さな公園があり、子供が遊んでいる。 
狭い路地が続き、どこも同じような感じで、庶民の生活がある。 
 
プライバシーを侵害しない程度に、路地を散策する。 
狭い玄関の前には、示し合わせたようにプランターに花や植木が植えられている。 
それがなんともいい感じを醸し出している。 
 
今では珍しい明治牛乳の箱 
 
ここでも高層マンションの建設が始まっているが、まだまだ少ない。 
この貴重な風景を残して欲しいと思うが、高層マンションに住む私の勝手な思いでは、聞き入れてもらえないだろうなー。 
 
粋な小唄教室 
 
(おまけの話) 
いまや月島と言えば、「もんじゃ」というくらい有名となった。 
休みの日は多くの観光客が訪れる。 
 
昼時になったので、どこかで昼飯を食べようと思った。 
ところが月島で休日に「もんじゃ」以外の物を食べようと思ったら、これが意外と難しい。 
 
月島三丁目うどん 
 
もんじゃ屋以外の店を探すのが難しいし、見付けても日曜日は休んでいるのである。 
 
ウロウロしていたら、角を曲った裏道に「月島三丁目うどん」という店を見付けた。 
しかも私の好きな讃岐うどんの店である。 
「かけうどん」にイカとサツマイモの天ぷらをトッピングして、640円だった。 
 
お客は私以外には1人だけで、地元民のようだった。 
当り前だが、月島でうどんを食べる観光客はいないのである。 
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▼コメント(1)
名前:shinji  2011.05.18 12:54:37
今度、日本に行ったら、こういう庶民的な所を心ゆくまで探索したいです。ふらっとうどん屋に入るなんて、理想的です。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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