伊達市地域生活情報マガジン『むしゃなび』へ ブログ★むしゃなび トップへ [今日:1] [昨日:1] [768] rss feed
[2011.05.19]
■江戸と平成が混在する街「佃」
隅田川を遡ると、勝どきの先は月島で、その先が佃である。その境界には高架の道路が走っているが、以前はそこは川だったそうである。 
 
その道路は隅田川を横切り、その橋の名前は佃大橋である。その道路の向こう側から佃島が始まる。 
そこに、この町の由来となった老舗の佃煮屋が今もある。 
 
老舗の佃煮屋 


「そもそも佃煮というのは」という話は他の人に任せて、佃島を散策してみた。 
 
佃煮屋を過ぎて少し行くと、右手に住吉神社がある。 
今ではあまり目立たずひっそりと佇んでいるが、徳川家康もお参りした由緒正しい神社である。 
 
住吉神社 
 
そこを過ぎると別世界となる。 
高層マンションが競うように林立していて、まるで未来都市のようである。 
町が醸し出す暖かさは全く無く、機能本位だけという感じがする。 
 
ここは元はといえば、石川島播磨重工業の工場跡地で、ここにリバーシティ21という大規模高層マンションを建設したのである。 
 
価格がそれほど高くないということもあって、かなりの人気となり、多くの若いサラリーマン家族が住んでいる。 
 
リバーシティ21の町並 
 
まだまだマンションの建設が続いているので、もしかしたら老舗の佃煮屋もマンションとなってしまい、そのマンションの1階に店を出すようになってしまうかもしれない。 
 
私の子供の頃の弁当の定番は、佃煮とか魚肉ソーセージだったが、今は佃煮を殆ど食べることが無くなった。 
もしかして、今の若い人は佃煮を知らないかもしれないなー。 
 
隅田川沿いのリバーシティ21 
 
(おまけの話) 
住吉神社の裏を歩いていたら、古ぼけた店が並んでいた。その1軒に薬局があり、ガラス戸にポスターが貼ってあった。 
 
ポスターには「80年の歴史と伝統・大高酵素」とあった。 
懐かしくて、思わず写真を撮った。 
大高酵素は、私が夏に滞在中の何年か前に、伊達工場を見学させてもらったことがある。 
 
薬局のポスター「大高酵素」 
 
すると中から薬局の主が出て来て、不審そうな顔をした。 
そこで私は、『私は北海道伊達市から来たのだが、大高酵素が売られていて、嬉しくなって写真を撮っているだけです』と言い訳をした。 
 
しばらくオヤジと大高酵素の話をし、その後、町の変りように付いても話が弾んだ。オヤジは、『高層マンションが出来て人口は増えたが、人通りは減った』と寂しそうだった。 
 
高層マンションの住民達よ。町で買い物をしよう。 
私はしている。 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
▼コメント(0)

▼コメントを書く...
*必須入力です
 「コメント」欄は日本語で記入してください。
 英字数字のみだと、コメントと見なさず投稿できません。
*お名前:
URL:
*コメント:
プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
ブログ検索
最近のスナップから
2月の山中湖 
 
丸ビル方面の夜景 
 
ラーちゃん