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[2011.04.25]
■敬老入浴証
中央区役所から「敬老入浴証」というのが、送られて来た。 
その時の私の反応は、『こりゃー、なんじゃ?』だった。 
カードには鶴と亀の模様が入っているのが嫌だった。 
 
しかし折角、区役所が私の為に送ってくれたのだからと思い直して、指定先の風呂屋に行ってみることにした。 
 
中央区敬老入浴証と風呂屋一覧表 


中央区には10軒の風呂屋があるようで、一番近い風呂屋はここから2分くらいの場所で、部屋から見える。 
その風呂屋の名前は「勝どき湯」という。 
 
元は普通の風呂屋だったらしいが、時代の波に飲み込まれたのか、或いは乗ったのか、マンションになっていて、その地下一階が風呂屋となっている。 
 
近所の勝どき湯 
 
入口の自動ドアを入ると、下足箱がある。 
そこで靴を脱いでから、受付カウンターに行く。 
そこで女将さんからボケ老人と思われたのか、クドクドと説明を受ける。 
『この敬老カードを持って来ない場合は450円ですよ。』 
 
更衣室で服を脱ぐ。 
裸になって風呂場に行く。 
すると先客が6人いて、みんなジジイだ。 
見るからに職人の親方風で、公衆浴場に慣れない私はビクつく。 
 
風呂屋の下駄箱 
 
『その風呂の入り方ははなんだー!』なんて怒られたら怖いので、慎重にマナーを守る。 
熱い方の風呂は41.7度で、ぬるい方の風呂は17.3度である。 
 
この時間に来ているオヤジ達は、一番風呂を狙って来ているようで、家に風呂があっても、ここへ入りに来ているようだ。みんな仲間のようで、他所者の私だけ隅で小さくなっていた。 
 
私は中央区の10軒の風呂屋全部に行ってみるつもりだ。 
全部行っても、1000円である。 
でも、バス代がその4倍もかかる。 
 
(中央区銭湯一覧表)  
 
銀座・金春通り 
 
(おまけの話) 
中央区の銭湯一覧表の中に「金春湯」が出ていた。 
ここは銀座のド真ん中にあるという、有名な風呂屋である。 
 
午後2時が開店と知ったので、その時間に合わせて行ってみた。 
入口を入ると番台があり、バアサンが料金を受け取る。 
風呂場の壁画は正統派の富士山でなく、鯉である。 
 
銀座の名湯「金春湯」 
 
来ているお客は、どう見ても板長風のオッサンばかりだ。 
若い者に下ごしらえをさせて、自分はひと風呂浴びてから店に出るという感じだ。 
 
勝どき湯と違って、仲間意識は無いようなので初心者の私も助かる。 
 
銀座の真ん中の風呂に入ったら、心なしか垢ぬけたような気がした。「垢ぬけ」とは、ここから来たのかな? 
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▼コメント(1)
名前:shinji  2011.04.25 12:36:02
私も、60歳になったら、新宿区から銭湯のカードをもらった。 東京に帰るとこれを利用している。 昭和30年代の銭湯を思い出しながら、入る。 時々、全身いれずみのヤーサン風の人がいたりして、 いろんな人がいるんだ、と思い出させてくれる。 曜日によって、男湯と女湯が入れ替わり、ボーとしていると、大変な間違いをしそうなので、今から気をつけている。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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