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[2011.04.21]
■100000年後の安全
いま話題となっている「100000年後の安全」という映画を見た。フィンランド映画で、ドキュメンタリー作品である。 
 
原子炉から出て来る放射能を帯びた廃棄物を地中深く埋めてしまうという、現在フィンランドで進行中の大プロジェクトの話で、10万年後の姿を関係者にインタビューした非常に興味ある映画だった。 
 
100000年後の安全 


10万年経っても、放射能は間違いなく残る。 
その10万年という年月は、歴史を前に戻るとネアンデルタール人がいた頃まで遡るそうだ。 
 
これから10万年経った時に、放射能を帯びた廃棄物を埋めた穴を、その時代の人は遺跡と勘違いして掘り起こしてしまうに違いない。 
 
それを避ける為にどうするか?・・・が、大きなテーマの映画だ。 
 
原題「Into Eternity」  
 
原発事故を抱えた日本人は、見て損の無い映画である。 
将来の我々の子孫に放射性廃棄物を残して行く人間というのは、なんと愚かなことをしているものだと再確認した。 
 
そんな映画を見て帰ったら、友人のO君から戦慄するようなメールが届いた。 
原発に技術者として関っていて、放射線による癌で亡くなった平井憲夫さんという人の技術的な告発ブログである。 
 
その内容は、工業に関っていた私にも納得出来ることばかりであった。 
 
 
それにしても、私が不思議に思うのは、事故の前に原子力を推進していた国会議員や大学等の研究者と称する人達から、なにも発言が無いことだ。 
 
『私が間違っていました』とか、『お詫びしても、し切れないほどの過ちを犯してしまいました。許して下さい』なんて、誰も言わない。 
 
昔の武士なら腹を切って、詫びたと思う。 
武士道の日本も地に落ちたものである。 
 
不足気味のミネラルウォーターはマレーシアからも 
 
(おまけの話) 
日本を逃げ出さなければならないような危機が到来した時に必要な物は、何であろうか?  
こういう場合は、外国人なら「金」である。 
 
引越しの片付けをしていたら、奥の方から忘れていた物が出て来た。なんと「金貨」である。 
しかも混り物の無いゴールドである。 
 
20年ほど前に、オーストラリアの会社と仕事をしていた時に、何度となくシドニーに行っていた時に買ったものだった。 
 
1987年製 オーストラリア金貨 
 
今は金が史上最高値となっているので、売りたい衝動を抑えるのに苦労する。 
 
もし将来、国難から娘が困難に陥ったら、外国へ逃げる航空券くらいは買えるだろう。そう思って、売り払うのを止めた。 
 
その話を娘にしたら、『その時は、どこへ保管したか分からなくなっているわよ。』と、言われてしまった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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