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[2011.05.02]
■想定外という言葉
今回の原発事故では、「想定外」という言葉が出て来た。 
この言葉を世間に広めたのは、他ならぬ「ホリエモン」である。そのホリエモンは裁判で最高裁まで争って敗訴となり、実刑が確定した。 
 
「想定外」という言葉は、「誰もが考えていたことよりも外のこと」という意味であるから、その言葉の中には、「仕方ない。私のせいじゃない」という意味が隠れている。 
 
ハワイの和尚の絵説法 


だから政府も、東京電力の社長も、原子力安全保安院も、みんなその都合の良い言葉を使う。 
 
今回のことは「想定外」じゃなく、「私には考えが及ばなかった。」ではないのか? 
それなら、責任といういう意味が含まれる。 
 
浜離宮の水鳥たち 
 
テレビのニュースでは外国人観光客が居なくなり、どこの観光地でも閑古鳥が鳴いていると知った。 
遠い外国から見れば、福島も東京も大阪も小さな島国の日本なのであるから、みんな一緒であると見ている。 
 
北海道や九州でさえも同じ状況のようだし、日本人観光客も自粛して行かなくなっているのだから、観光が復活するには相当の時間が掛るように思う。 
 
夕闇迫る東京タワー 
 
私に縁のある洞爺湖温泉やニセコも影響を受けているそうだ。 
いまや全国の観光地は、外国人観光客無しでは成り立たない。これも全て原発事故から発生した被害である。 
 
こういうのを、本当の「想定外」と言うのである。 
原発関係者は、言葉の意味をよく勉強しておいてくれ! 
 
GANBAROのライトアップの東京タワー 
 
(おまけの話) 
ソフトバンクの孫正義社長が、『太陽電池など環境エネルギーの普及を促進するため、「自然エネルギー財団」を設置すると発表した。世界中の科学者ら約100人に参加を促し、政府への政策提言などを行う』という。 
 
私はこのような大胆な提案をし、そして行動する企業人が日本にいることを感謝したい。 
彼は今回の震災で、個人的に100億円を寄付している。 
 
在日ベトナム人研修生向けの原発事故の説明文 
(私が顧問をしている会社のS子さんから提供) 
 
そして引退するまでの報酬も全て寄付するというから驚きだ。 
 
以前の私は彼のことを、「金儲けばかり考えてー・・・」と、あまり好ましく思っていなかった。 
それが今回のことで、すっかりイメージが変った。 
 
100億円くらいの寄付で、コロッと見かたが変るようじゃ、私もまだまだだなー。・・・と、大きく出てみた。 
 
それなのに、当事者の東電役員達は報酬を50%カットで済まそうとしている。 
こんな時はゼロにするのが当り前じゃないのか?(怒) 
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▼コメント(2)
名前:林  2011.05.03 17:07:45
おっしゃる通りだよ。100%同感です。 
名前:shinji  2011.05.02 08:54:39
2008年の大不況でアメリカ政府がAIG, CITY Group,などに巨額な支援金をあげて、その破産を防いだのに、その会社の幹部達は、たっぷりと給料やボーナスをもらっていた。 東電のやっていることはそれと似て、人間の欲深さを世界に示している。  
彼らに共通することは、自分の利益だけであって、社会に貢献する意図はないことでしょう。そういう企業はどんどんつぶして、自然エネルギーを推進する会社を支持しましょう。 

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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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