■思い掛けない訪問者
新居には色々な友人達が訪ねて来る。 それなのに伊達市からはHさん以外は来たことがない。
早く来てくれないと、私が伊達に行く時期となってしまいそうだ。
伊達の建築家のKさんとか、土木会社のKさんなどは東京から伊達に戻った後に連絡をして来る。
『忙しくて日帰りだったので、寄れなかった』などと言い訳をしている。
引退オヤジの私と違って、みんな忙しいんだなー。
三越デパート(銀座4丁目角)
そう思っていたら、突然壮瞥町の農家のXさんから電話があった。『2日後に東京に行く』と言っている。
急な話なので、私はビックリした。
なぜなら、彼が一番来そうにない男だったからである。
銀座のランドマーク(ライオン・ビアホール)
団体で上京するらしく、予定表をFAXで送って来た。
午前9時に千歳空港を発ち、東京で1泊し、翌日の午後5時には羽田空港から戻るようになっていた。
その間には地元選出議員になにか陳情をするらしい。
翌日には日比谷公会堂で「全国農業委員会長大会」にも参加するようである。
我が家から夜景(丸の内方面)
1年前にXさんは「農業委員になった」と喜んでいたことがあるが、まさかもう会長になったということもないだろうと思う。
だから、会長の代理で来たか、カバン持ちで来たかのどちらかであろう。
・・・と、いうわけで、東京に詳しくないXさんの為に、銀座での会食の後に店に迎えに行った。
壮瞥でいつも見ていた農作業服のXさんとは違い、背広姿で銀座の夜に溶け込んでいた。・・・ように見えた。
節電で薄暗かったので・・・・。
夜景を眺めるXさん
(おまけの話)
Xさんの娘さんは、我が家からも見える有名な病院に勤めているので、オヤジとしては会いたかったのではないかと思うが、それを口に出したりしない昔風のオヤジだ。
我が家で夜景を楽しんでから、Xさんはそそくさと二次会の会場に戻って行った。たった1時間の滞在だった。
二次会の会場は銀座3丁目の「白いばら」ということろだった。
私は入ったことがないので詳しくないが、どうやら今は珍しいキャバレーのようで、各地方出身者のホステスを揃えている。・・らしい。
キャバレー「白いばら」
そこへ地方から出て来た出張者達が行って、自分の地元の方言で話をして都会の緊張から解放されるようだ。
東京に住む私からみると、変な場所だ。
次に伊達から我が家に来るのは誰だろう?
私は不動産屋のKさんあたりの確率が高いように思っている。