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[2011.06.16]
■落語に見る江戸庶民の生活 
中央区のシニアカレッジの企画で、早稲田大学八丁堀校で「落語に見る江戸庶民の生活」という講座を受講している。 
毎週火曜日に講座があるので、天気が悪くなければ自転車で通っている。 
 
講師が落語の中に登場する江戸の庶民の生活を解説してくれて、その後にビデオで落語を見る。 
1回おきくらいに若手の落語家が教室に来て、落語を一席話してくれる。 
 
シニアカレッジの教室(八丁堀) 


その講座を受講して、私の知らない江戸庶民の生活を知った。 
 
先ずは熊さん、八さんの住んでいる長屋のことだ。 
そこの登場する「大家さん」というのは、今の大家さんとは違い、管理人であったそうだ。 
 
大家さんの仕事に付いてだが、家主に代って家賃を集めるのはもちろんだが、役人に代って戸籍簿を管理したり、結婚や葬式の世話をしたりする。 
 
柳家小三治の落語CD 「らくだ」 
 
特に大きな収入源は長屋の共同トイレの糞尿をくみ取りに来る農家からの礼金や野菜だと知って驚いた。 
 
落語家には「見習い」、「前座」、「二つ目」、「真打ち」という階級があり、ゲストで来る若手の落語家は二つ目である。 
前座になっても月給は1000円だそうで、とても生活が出来ない。 
 
水桶 
 
だが食事は師匠が食べさせてくれるので、真打ちになることを夢見て、なんとか頑張って生活をしているようである。 
 
今回の講座で江戸庶民の生活が垣間見られたが、今と違いみんなで助け合って生きていたようだ。 
ただ、講師も言っていたが、「江戸時代の長屋はかなり臭かったと思われる。そして病気も多かったに違いない」・・・と。 
 
うーん。私は汚いとか、臭いのは弱いんだなー。 
 
千鳥のカバン(深川で買った) 
 
(おまけの話) 
子供の頃はまだテレビが無かったので、私はよくラジオで落語を聞いていた。その後、テレビの出現と共に落語は衰退して行ったような気がしている。 
 
テレビ時代になると、どういうわけか漫才の連中が画面に登場するようになった。私は漫才は好きじゃない。 
 
カレッジに来た落語家(春風亭百栄) 
 
特に昔の漫才は相方の欠点を言い立てたり、頭をど突いたりするのが嫌いだ。 
 
今の漫才はどうかというと、騒々しくて、早口でなにを言っているのか分からないから、私は嫌だ。 
更に漫才師がどんな番組でも出て来るのが困る。 
しまいには政治問題まで語るから、本当に嫌になる。 
 
うるさい漫才が嫌になり、静かに落語を聞きたくなったということは、それだけゴールに近付いたということかもしれないなー。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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