■名古屋から来た借り孫
名古屋から借り孫がやって来た。 「借り孫」というのは本当の孫ではないが、気持ちだけ孫の気分を味わうことの出来る他人の子供のことである。
これは私の造語であるから、世間には通用しない。
夏の間にトーヤレイクヒルGCで知り合った家族にYさんがいる。
彼らはプロゴルファーの桑原克典選手の家族と、毎年一緒に名古屋から来ていて、それで親しくなった。
49階のスカイラウンジから東京湾を見る
彼らには子供が2人いて、小学生の男の子と女の子である。
私達には孫がいないので、孫のような気分にさせてくれる貴重な存在だ。
今回は台風が来ているのに、勝どきの我が家に1泊2日の計画で、母親と子供2人でやって来た。
中学受験を控えた男の子は、塾が終ってから新幹線に飛び乗って、初めての1人旅で東京駅までやって来た。
借り孫と一緒に豪華な夕食を食べる
夕食は我が家で、伊達市から送られて来たアスパラガスで作ったグラタン、ビーフシチューなどを食べる。
このマンションはかなり豪華なゲストルームが用意されているので、そこに泊ってもらう。
翌日もあまり天気が良くないので、予定していた計画は実行出来ず、大したことはしないで終った。
孫の居ない人は、このような「借り孫」もいいかもしれない。
ツインのゲストルーム
でも、いつもは静かに暮らしている年寄り家族には、孫のような元気の良い子供は疲れる。
世間でよく言われている、「来ても嬉しい。帰っても嬉しい」という言葉を思い出した。
年寄りのラーちゃんも借り孫に疲れてしまったのか、いつまでも寝ていた。
頂上が霧に霞む東京タワー
(おまけの話)
バブルの頃によく見た風景に、電車を待つ間にホームで傘をゴルフクラブに見立てて、スイングをしているバカオヤジがいた。
最近は電車の中で化粧をするバカ娘、カップヌードルを食べながら歩いているバカ息子、女性専用車に平気で乗っているバカ爺、映画館で携帯電話を鳴らすバカ女など、数え上げたらキリが無いほど世の中が乱れている。
翌日も霧に霞んでいた
孫というのはジジババにとっては、目の中に入れても痛くないほど可愛いらしい。
だから孫の方もそれを知っていて、やりたい放題となる。
でも、借り孫の場合は冷静でいられるので、問題があれば注意が出来る。
借り孫が増えれば、将来の日本は以前のような礼節のある社会に戻れる。・・・のではないか?