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[2011.07.26]
■若さを自慢するジジイ 
60歳を境に、男は見た目が大いに変る。 
同窓会などに行くと、「こいつは誰だ」と思うほど老けてしまった奴がいる一方で、いつまでも黒髪で変らぬ奴もいる。 
 
それはそれで構わない。 
先祖から受け継いだDNAのなせる業か、その人の通って来た人生を映しているのだから・・・。 
 
世界の若者 (スウェーデン) 


だが、その一方でいつまでも若さを自慢しているジジイとか、元気さを売り物にしているジジイがいる。 
どう自慢してみても、20代の若者に敵うはずもない。 
 
人は段々と老いて行くように出来ているのだから、あまり無理して自然現象に逆らわない方が良いし、見苦しい。 
 
世界の若者(インドの中学生) 
 
映画俳優の加山雄三は74歳になった今でも「若大将」を売り物しているが、なんだか痛々しい。 
 
また少し前には、ロックンローラーの内田裕也が71歳にもなって、女性にストーカー行為を働いて逮捕された。 
若さや元気さを自慢していると、こういうことも起きる。 
 
世界の若者(アメリカ)サンタフェから我が家に来た。 
 
年をとるのは自然のことなのだから、あまり目立たないように年をとり、静かに過ごすのが良い。 
徒然草の第七段にもある。 
「長くとも、四十に足らぬほどにて死なんこそ、めやすかるべけれ」。 
 
ただ、現代は当時と違い栄養状態が非常に良いので、「四十」を「六十」に置き換えても良いかもしれない。 
だから、私の69歳は締め切りをオーバーしているのだから、変な若さを自慢しないで、静かにして行こうと私は思う。 
 
世界の若者(ベトナム)日本語学校で 
 
(おまけの話) 
少し前までは電車で席を譲られると、頑なに断っていた。 
「まだそんな年じゃない!」と言いたかったのである。 
 
ところが最近は、席を譲ってもらいたいと思うようになった。疲れていて、「席に座りたいなー」と思っている時に限って、誰も席を譲ってくれないし、若者は寝たふりなんかしている。 
 
世界の若者(デンマーク) 
 
最近の若者は残業続きで疲れているのだろうと、同情する。そこで少し頭を使い、優先席に近いドアの前で電車を待つことを覚えた。 
ところが電車が来てみたら、優先席は満席だった。 
 
そんな時に限って、普通席に空きがある。 
でも、そこへ移動する前に塞がってしまった。 
都会の年寄りも、結構辛いのである。 
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▼コメント(1)
名前:H.YAMA  2011.07.26 09:21:03
昔は、40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て、と言っていたが、貴兄の説によると、60歳を過ぎたら責任を持て、ということになりますね。  
 
60歳に雇われ社長になったと同時に、妻のガン闘病が始まり、半日会社に出て、午後は病院へ行く毎日を過ごし、  
在宅ホスピスになった頃に、貴兄の助言で社長をオーナー一族に譲って、一線を退いた。  
 
妻を見送った後、色々と貴兄の企画でセカンドステージへ登壇するための勉強を始めた。  
 
昨日、在籍していた会社へ正式に退職の手続きをしてきたことで、本当の意味での「老後」が始まった気がします。  
役員報酬もなくなり、年金生活ともなりますと、急に人生が受け身に感じられてきました。  
 
若さを自慢できる年齢で無い事は自覚しているが、老人をカバーするには、お金もかかりますね。  
日曜日にゴルフ5にて、XXIOのアイアンセットに3番ウッドと5番ユーテリティを買ってしまった。  
これで、若者と飛距離を競うとそれこそ「若さを自慢するジジイ」となってしまうのだろうか? 

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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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