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[2011.07.27]
■マイウェイ
年をとると過去を振り返ることが多くなる。 
振り返る過去がまだ少ない若者に比べたら、これは年寄りの特権と言えるだろう。 
 
年寄りの特権の中には、「有り余る時間がある」というのがある一方、「残り時間が少ない」という弱点もある。 
でも、その少ない残り時間を持て余す人もいる。 
 
ハワイの和尚の絵説法(私のことか?) 


振り返る過去には、「何回でも振り返りたい良い過去」も、「振り返りたくない悪い過去」もある。 
 
そんなことを考えていたら、「マイウェイ」という歌が浮かんで来た。この曲はフランク・シナトラが歌って大ヒットしたが、ポール・アンカの作詞である。 
シミジミと人生を歌った、私の大好きな歌である。 
 
カラオケでこの曲を歌う中年オヤジがいるが、一様に上手いのが癪に障る。私なりの癪に障る理由のひとつに、「まだその曲を歌うのは10年早い」というのがある。 
 
ハワイの和尚の絵説法(私の人生そのもの) 
 
この曲は引退して暫く経ち、人生の喜怒哀楽を分かった後に歌って欲しい。 
 
人には色々と振り返る方法があるが、自叙伝を書く人もいる。私は地元の長老から自叙伝をプレゼントされたことがある。 
その中に私のオヤジが恩人として書かれていて、初めてそのことを知った。 
 
また知り合いが自叙伝を出した後に、自費出版で小説まで書いてしまった。私もお付き合いで、その本を買った。 
作者からは「評価をお願いします。」と言われているが、これは難しいお願いである。 
 
知り合いの自費出版本(1800円+税) 
 
最初の数ページしか読んでいないので、「面白くない」と言っては問題だし、「面白い」と嘘も言えない。 
この本は500ページを越す厚さがあるので、最初から私は読めないと分かっていた。 
 
この年になると、自分で興味を持って買った薄目の本でないと、最後まで読むのは難しいのである。 
いまの私は「マイウェイ」ではなく、「マイペース」だと女房に言われている。 
 
洗濯物に埋もれるマイペースのラーちゃん 
 
(おまけの話) 
かなり昔のことだが、フランク・シナトラが日本にやって来て、横浜アリーナで公演を行った。 
シナトラ・ファンの私達はその時に8000円も払って、女房と2人で駆け付けた覚えがある。 
 
その時のシナトラは年をとり、声量も落ち高音が出なくなっていた。楽しみにして行った私達は、少しガッカリした。 
老いたシナトラを見たくなかった。 
そして、良い思い出は心の奥にしまっておくのがいいと思った。 
 
父の日のプレゼント(志ん生の落語本とCD) 
 
(My Way) 
And now, the end is near;  
And so I face the final curtain. 
My friend, I'll say it clear, 
I'll state my case, of which I'm certain. 
 
I've lived a life that's full. 
I've traveled each and ev'ry highway; 
And more, much more than this, 
I did it my way. 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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