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[2011.06.13]
■11倍の価格差
物には全て相場というか、あるべき値段というものがある。 
それが時には、ベラボーと言えるほどの値段のものがあるから、世の中は不思議だ。 
 
娘が取引先の業者からコーヒー豆をもらって帰って来た。 
それは今までに見たことも無いような、入れ物に入っていた。 
 
解説書を読むと、このコーヒー豆は産地から始まり、お客さまに届く間の全てに拘っているらしい。 
 
Grand Cru Cafe の解説書 


特に拘っているらしいのが、コーヒー豆の容器である。 
豆は焙煎すると炭酸ガスを出すらしい。 
その時に炭酸ガスと一緒に、コーヒーの命であるアロマ(香り)が抜けてしまうそうだ。 
 
その為にこのようなワインボトルのような容器を使っている。確かに栓を抜いたら、プシュッという音と同時にガスが抜けた。 
そして、部屋中にコーヒーの良い香りが広がった。 
 
ボトルに入ったコーヒー豆 
 
ところで、その値段である。 
私はいつもトラジャという銘柄のコーヒーを飲んでいるが、値段はトラジャが100グラムで500円なのに対して、カルメン農場のレセルバ・デ・ファミリアは驚きの5775円もする。 
 
1粒(カルメン農場の豆)対11粒(トラジャ) 
 
なんと同じ100グラムで、11倍もするのである。 
 
味はどうかと言えば、11倍も美味しくないことは確かだ。 
なんでも、「高ければ良い」ということもなく、「高ければ美味しい」ということもない。あるレベルを越えたら、あとは好みの問題だと私は思っている。 
 
このコーヒーを自分でお金を出して買う人は少ないと思うが、私も自分では買って飲まない。 
 
レセル・デ・ファミリア(パナマ・カルメン農場) 
 
(おまけの話) 
我が家にホームステイしたオランダ人の留学生が、国に帰った後に私達を旅行に誘ってくれた。 
 
そして行ったのがオーストリアとハンガリーだった。 
ハンガリーのブタペストでは、かなり高級なホテルに4連泊した。 
 
朝食会場でヨーロッパスタイルの食事をした時の話だ。 
ミルクはなんだか水っぽい。オレンジジュースは日本の昔のワタナベの粉末ジュースと同じだった。(果汁分はゼロ) 
そしてコーヒーは、コーヒー色したお湯のようなものだった。 
 
挽きたて、淹れたてのコーヒー 
 
その頃からハンガリーがオーストリアとの国境線を解放し出して、それをキッカケに私達が行った翌年にベルリンの壁は一気に崩壊した。 
 
あのホテルは今はちゃんとしたコーヒーを出しているだろうか? 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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