■節電から節約へ
原発事故が起きた1週間後に、私はブログで「節電のススメ」を書いた。 その後、原発事故は収まる気配もなく、遂に浜岡原発を停止させる事態になった。
東京電力管内だけが節電しなければならないと思っていたら、この夏は全国的に電力不足となることが分かり、日本中で節電をすることになった。
街灯も節電
私の子供の頃には頻繁に停電があったので、「節電」なんて言われると、なんだか妙に嬉しくなってしまう。
今はなんでも過剰な時代なので、節約とか節電とか節水という方向に向うのは良いことだ。
我が家は引越しを境に2所帯が一緒になったので、全てに於いて節約が出来ている。
電気料金は2所帯だった時に比べると、半分以下となった。
自動販売機も照明を消して
政府目標の15%の節電なんて簡単にクリアしている。
しかもこのマンションはオール電化なので、ガス代も掛らない。省エネの模範生であると自覚している。
だが、電気が止まったら最後である。
お湯を沸かすことも出来ないから、即席ラーメンも食べられない。水もポンプで上げているので、水も出なくなる。
地下鉄も節電で間引き運転
ドアもカードキーで開閉するので、開かないかもしれない。
ドアが開いても、41階を階段を使って降りなければならない。電話も繋がらない、パソコンも駄目だ。
こうして考えると、心配事が増えるばかりだ。
だから停電にならないように、我が家は更なる節電をしよう。でも真夏にクーラーを入れなければ、暑さで死ぬかもしれない。
それでも節電すべきか? それが問題だ!
電気自動車の充電ポイント
(おまけの話)
節電をしていたら、知らずに節約モードに入ってしまっていた。私はどこでも、すぐに電気を消してしまう。
それで女房に怒られる。『そこは点けておいてよー!』
夜は食事が終ると居間で寛ぐことが多いが、その場合でも電気は点けない。暗い方が夜景が綺麗に見えるからである。
電気を消して夜景を見る
風呂はみんなが一緒に入れば節約になるのであるが、これは女房にも娘にも断られると思い、言い出せないでいる。
節約をして自分だけ喜んでいても、それが原因で家族の関係が変になったんじゃ困る。
東京電力もとんだところで、我が家に思い掛けない難題を投げかけて来たものだ。