■1000人の写真展
6月になると例年のように「1000人の写真展」が開催される。 昨年は都合により出展を取り止めたが、今年はまたデジカメクラブのメンバーが全員で出展することにした。
なんでも暫く続けていると、マンネリになる。
この写真展も最初の頃から見ると、段々とレベルが落ちて来ているように感じていた。
それも昨年の出さなかった理由の1つである。

デジカメの急速な普及によって、誰でも手軽に写真が撮れるようになったのは良いことだが、それと同時にカメラマンのマナーが悪くなり、質が落ちた。
・・・と偉そうなことを言うが、私もまた素人である。
でも、その素人から見ても目に余るのであるから、デジカメの普及は時には困ったものになるのである。

3年くらい前から、孫の写真や、ペットの写真が増えて来た。これじゃー、自分のお気に入りの写真を見てもらうというより、孫自慢やペット自慢という感覚である。
そんな中で、我々デジカメクラブのメンバーの写真は、贔屓目に見ると、かなり完成度が高いと思う。
写真というものは、画像を通してカメラマンの意思を伝えなければならない。(これは受け売りであるが・・・。)

一方で、今回の写真展で目に付いたのが、東北大震災の被災地からの多くの写真で、被災地で頑張る人達、明るく振る舞う子供達の姿である。
これらの写真を見て、東京にいる私達も救われた。

(おまけの話)
今回の写真展への出展に際して、沖縄在住のF君の写真も私がプリントして展示してあげることになった。
早速、プリンターでA4サイズにプリントする。・・・の筈だった。
ところが、どうしたことか、プリンターが動かない。
色々とやってみたが駄目だった。
日にちも迫っていたので、この際と思い、新しいプリンターを買うことにして有楽町のビックカメラに行ってみた。

売り場では、数年の間にかなりデザインも新しくなり、なかなか良い感じだ。
・・・と、思ったら、私の買う予定の機種のみが以前と全く同じデザインで進歩していないのである。
機種の番号が、「920」から「930」に変っただけだった。
なんか、もの凄く損をした気持ちになった。
そして、重い段ボール箱を抱えてしょぼくれてバスで家に戻った。
斬新なデザインになっていれば、タクシーだったのにー!