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[2007.04.12]
■農民車ってなんだ?(2)
今回の淡路島旅行の最大の目的は農民車に試乗することである。Hさんが伊達にいる時に、『橋本さん、農民車って知っている?』と聞いた。 
 
伊達では俄か農民をしている私だが、先祖が農民でないので、それは『知らない』と答えた。 
話を聞いてもよく分らない。説明が悪いからかもしれない。 
そこで、『それなら現地に行って、その農民車に乗せてくれ』と行きがかり上、言ってしまった。 
 



農民車というのは正式な呼称であるが、あか抜けない。もう少しマシな名前はなかったのか? 
そこでHさんが30年以上も前に買ったという農民車に乗ることになった。ここ何年も使っていなかったらしく、我々の到着に合わせて農民車を整備しておいてくれた。 
 
農民車というのは淡路島にしか存在しない。農作業の際に、畑の往復に荷物や野菜を積んだりする為の車である。大き目のリヤカーにエンジンが付いただけのものだ。エンジンはクボタで、馬力はあるがスピードは出ない。時速15キロくらいで、大きな音を出してノロノロと進む。畑のヌカルミも問題ない。 
 
農民車は軽自動車用の免許で乗れる。 
ギア、クラッチ、ブレーキもある。アクセルは手動のレバーを手前に引く。音ばかり大きくて反応は鈍い。突然、走り出して慌てるがブレーキの効きが悪く、危うく電柱にぶつかりそうになる。 
 
この農民車は各農家に1台はあるそうだ。車検も無いので農民は免許が無くても平気で乗っている。警察も大目に見ている。 
伊達で乗った畑のベンツと言われているトラクターとは雲泥の差である。 
 
さすがに今ではここでも軽トラックが主流となっている。女房も運転させてもらい大満足だったが、果たして淡路島まで乗りに行くだけの価値があったかというと疑問である。 
農民車とは  
 
(おまけの話) 
Hさんの地区の淡路島南部では玉葱の生産が盛んである。 
どこもかしこも畑は玉葱で溢れている。だから、その辺りは車で通るだけで玉葱臭い匂いが充満している。 
ここで採れる玉葱は牛丼の吉野家が全面的に使っている。 
 
それなのに、淡路島には吉野家が無いと聞いた。 
お土産屋では無理やり玉葱を使ったお菓子なんかを売っているが、あまり美味しくない。旅館でも店でも食事の時は玉葱が出てくる。玉葱の収穫が終ると、そこは田んぼになる。米の収穫が終ると、そこに野菜を植える。1年中、畑は休む時が無い。 
 
淡路の人も休まない。もしかして、人使いも荒いかも? 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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