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[2007.04.24]
■仏像を彫りながら選挙を考える
小学生の時に図工という教科があった。 
その時に初めて彫刻刀を使い、なにか忘れたが彫った。 
まさか自分がまた彫刻刀を持つとは思わなかった。 
 
仏像彫刻を始めて1年少し経つ。 
夏の間は伊達市に滞在していて彫刻はやらないので、実質的には10ヶ月くらいのキャリアだろう。 
彫刻をやっている間は無心でいられる。もっとも、いつもあまり考えなければいけない事は多くないので、常に無心といった方がいいかもしれない。 


そんな私でも心配事が出来た。 
それは地方選挙のことである。私の地元では今回は市議会議員の選挙は無い。市長選だけである。でも、あまり興味は無い。 
 
心配なのは伊達市の市議会議員選挙である。親しくしているKさんが出馬している。彼は人柄が良いので大丈夫だろうと思うが、選挙は水ものなので分らない。 
選挙対策室の委員長は同じく親しいSさんである。そして、副にはTさんがいる。どちらも選挙にはあまり強そうなタイプではない。 
 
投票日の前にK・Tさんにメールを出した。『Kさんは大丈夫でしょうか?』。K・Tさんの返信は『彼は大丈夫だ。上位当選だ!』と変に力強い回答だった。でも、心配しながら仏像を彫る。 
 
月曜日になり朝から選対委員長のSさん、それに建設会社のKさん、土木会社のKさんの3人からメールが来た。『Kさんは下から2番目で当選した』。 
 
他人事ながら『良かったー!』と思った。下から2番目でも、上から2番目でも同じ権利を持った議員である。K議員にお願いする。『次回はハラハラしないで済むように、上から2番目くらいで当選するような実績を上げて下さい』。 
 
『伊達市に選挙権も無いくせに、勝手なことを言うな!』と言われそうだが、私は選挙権は無いが、『心の伊達市民第1号』ですよー。 
 
写真は私の最新作の地蔵尊である。 
 
自分でもまあまあの出来だと思っている。もう1つは創作で彫った円形の地蔵さんである。女房は『なんだか月餅みたいだ』とバカにする。 
 
 
(おまけの話) 
田舎の選挙では面白いことが起きる。 
伊達市の市議会議員の最低当選票数は今回は808票であった。ところが最下位で獲得票数が同じ人が2人いた。これは困る。 
 
そこで、当選者を決めるのに抽選を行ったそうだ。その結果、同じ得票数の2人の内の1人が落選となった。投票数が少ない田舎では、これからも同じようなことが起きるだろう。これはかなり問題である。 
 
くじ運だけで当落を決めていいものだろうか?いっそのことジャンケンにしたらどうだろうか?後出しの上手い人が勝てる。本当はこの2人で決戦投票をすべきだと思うが、どうだろうか? 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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