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[2007.05.01]
■ハワイの大僧正にもらわれた私の仏像
来年の1月にハワイで仏像彫刻展を開催することは既に知らせた通りである。開催場所は天台宗ハワイ別院に決めた。 
そこの住職は荒 良寛さんという80歳の大僧正である。 
その荒住職には3月末にお茶の水で面会した。 
 



先日の『仏像 in ハワイ実行委員会』でE先生から『いま国立のガクという画廊で荒 良寛住職が仏画の個展をしているらしい』という情報を得た。私は驚いた。 
その『ガク』というのは岳と書き、私の従姉妹が経営している店なのだった。国立では老舗の画廊で文化人なら誰でも知っている有名な画廊である。 
 
そこで早速、出掛けてみた。 
画廊には見覚えのある仏画と、イラスト付き説教文が飾られている。生憎、オーナーも荒住職も留守で、留守番をしていた人と話をした。この人は荒住職とは親しくしているようで、ハワイのお寺にも行ったことがあるそうだ。そんな話の中から『28日に荒住職がここで講演会をする』ということを知った。 
 
28日の午後から画廊で開催された講演会はこじんまりとした50人ほどの観客を相手に行う。タイトルは『四苦八苦、それでも生きて行く』といもので、内容はまあまあであった。 
 
終ってから私は挨拶に行き、持参した桜の木に彫った仏像を見せた。すると荒住職はなんと、『これは幾らだ?』と聞く。 
『趣味の作品ですからタダです』と言うと、『欲しい』と言う。 
 
なんと怖れ多くも私の仏像を大僧正は気に入ったのだ。 
仏像彫刻を始めて1年にして大僧正にもらわれた私の仏像は幸せものだ。なにかの間違えかもしれない。 
 
最初に貰われたのが、伊達市のイタリアン・レストランの伊達地蔵であった。2体目は伊達市のゴルフ場経営者の仏壇の中だ。3体目にして大僧正のハワイのお寺に安置される。 
あまりの出世の早さに本人も驚いている。大僧正ともなると、本物を見分ける目があるのかも・・・・? 
 
(おまけの話) 
知り合いの人が店を開いたりすると案内状が来る。 
また、友人や知り合いが写真や絵画の個展を開いたりしても来る。果ては趣味の会も案内状が来ることがある。 
お店の場合は何か買わなければ帰れない。 
趣味の会は見るだけなのでまだいいが、プロの個展は困る。 
高名な人の場合はまだいい。買えないほど高いからだ。 
 
 
中途半端な人の個展が困る。無理すれば買えるからだ。 
でも、欲しくない場合が多い。 
荒住職の絵は40万円くらいだ。そこで何か買わねばと思ったら、本を売っていた。これなら丁度いい。 
1890円だった。この本を読んで悟りの境地に近づこう。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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