■100万円の宝探し
「中央区商店街連合会60周年記念」と称して、「宝探しゲーム」が行われている。賞金総額は500万円で、1等は100万円である。 区役所で「江戸歌舞伎財宝伝説」の参加型謎解きという用紙をもらい、そこに書かれているヒントを頼りに6つの財宝の有りかを示したキーワードを探すのである。
宝探し 1等賞金 100万円
隠されている場所は中央区全域に亘っているので、なかなか大変である。
女房も、『あなたは年金しか収入が無いのだから、賞金稼ぎをしてね』と言っている。仕方ないので、私は自転車に乗って、財宝のある場所を探すことにした。
子供じゃないんだから宝探しとは、ちょっと照れるが仕方ない。
ヒントが書かれた参加用紙
3つ以上のキーワードを探したら、第2ステージに行けるというのだが、これが結構難しい。
とりあえずは私にとっては初日なので、肩慣らしのつもりで大して準備もしないで家を出る。
先ずは近場の佃へ行ってみる。
ヒントがもらえる店を表示してある地図があるので、佃のタバコ屋へ行ってみたら、店のガラスに張ってあった。
築地の昆布屋「吹田商店」に張ってあるヒント
それを頼りに探したが、全く分からない。
近くに交番があったので、『変なことを伺いますが、このヒントにある力石というものがある場所はどこですか?』と尋ねた。
交番の巡査は、『別に変じゃないですよ』と大層愛想が良い。
そして教えてもらったお社で、やっとヒントが入った箱を見付けたのである。
この調子じゃとても、今日は6つのキーワードは探せそうにない。ここまでに既に1時間半が掛っている。
今日は2つだけにしよう。
発見したキーワードが入った木箱
(11月30日が期限なので、答えは教えられない)
(おまけの話)
2つ目のキーワードを探し当てたところで、同じように宝探しをしている中年男性Sさんに出会った。
同じ目的を持った人に出会って嬉しくなってしまった。
情報交換をしたら、Sさんは既に5つのキーワードを探し当てていた。
最後の1つだけを残していると知り、私は不躾ながら今まで探したキーワードを教えてもらったのである。
漬け物問屋「吉岡屋」にあるヒント
最後の1つは、なんと私の住むマンションの隣のお寺にあることが分かったのだが、Sさんは私がそこに住んでいると聞いて、更に驚いた。
なんだか偶然の出会いが、全てのキーワード獲得になってしまった。
お互いにブログをやっていると知り、URLとメールアドレスを交換したが、出会いというのも色々とあり、それもまた楽しい。