■東京からバターが消えた
東京のスーパーの店頭からバターが消えた。 どこの店に行っても、バターは陳列棚さえ無くなっている。
バターが命のケーキ屋さんは、クリスマスの稼ぎ時を前に本当に困っているようだ。
2年ほど前にも同じことが起きて、その時は私達は伊達市に滞在中だったので、東京の友人達へ送ってあげた。
今回は東京にいる時に起きたので、どうしようもない。
新宿住友ビルのクリスマスツリー
こういう時に頼りになるのが、伊達市の友人達である。
現役の人達は忙しいだろうからと、暇人の長老のKさんに連絡してみた。
『伊達市の農協では「よつ葉バター」は売っていますか?』
するとすぐに調べに行ってくれたKさんから電話があった。
『いっぱい売っていますよ』
新宿三井ビルのクリスマスツリー
・・・・ということで、Kさんにバターを送ってくれるように頼んだのである。
なぜこんなことになってしまったのかというと、「数年前に牛乳が大量に余った為、全国的に酪農家が乳牛の数を減らしてしまった」からのようだ。
京王プラザホテルのクリスマス飾り
電話があってから2日目でバターが大量に届いた。
これで暫くはバターの心配をしなくて済む。
でも、TPPに加盟したら、バターはどうなるのかなー?
伊達市の農家のSさんはTPPに大反対のようだが、私も意見を変えて反対派に廻った方が、後々の食糧不足の時に伊達市から米や野菜を送ってもらえるかもしれないなー。
Kさんの送ってくれた大量の「よつ葉バター」
(おまけの話)
私の父は若い頃にブラジルに住んでいたせいか、家では毎朝、パン食だった。
パンがまだ手に入り難い時代で、たまに手に入った白パンは貴重品だった。
私達もパン食で、なぜか母は蒸しパンにしていた。
その蒸しパンに母の手作りのカスタードクリームを塗って、2~3枚は食べていた。
新宿伊勢丹の暮れの飾り [ヤマネ]
その内に我が家にトースターがやって来た。
1枚ずつ焼くのであるが、気を付けていないと焦がしてしまう。
暫くしてやって来たトースターは自動になり、焼き上がるとパンがピョンと飛び出して来た。
今はオーブンレンジで自分で1枚だけパンを焼き、それにバターと蜂蜜を塗って食べている。