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[2007.07.09]
■伊達のミュージシャンが建てた家を拝見する
伊達のミュージシャンでもある小松建設の小松社長から携帯電話にメールが入った。 
小松建設が建てた注文住宅が今なら見ることができると言う。『お宅拝見』が大好きな私の女房は『是非とも見せて欲しい』と言う。 
 
最初のお宅は弄月町のX邸である。 
平屋の40坪くらいの立派な家だ。引き渡し前の1週間くらいを施主の好意で見せている。 
自然木のカラマツをふんだんに使った自然派の家である。暖房は床暖房で、夜間の電気料金の安い時にお湯を温めておく蓄熱方式を採用している。 
 
また、以前に住んでいた住宅に使われていた欄間と違い棚を新しい家にも思い出として使っている心配りの設計をしている。私は小松社長に聞いた。『この家のこだわりはなんですか?』小松社長の答えは『ホタテ漆喰壁とホタテ漆喰パネルです』と言う。 
 
これは彼が以前から熱心に取り組んでいるホタテ貝の貝殻から作る塗り壁と、それをパネルにしたタイルである。ホタテの漆喰は呼吸をすると言う。だから化学建材と違い、ハウスシック症候群などは無い健康建材である。 


次に竹原町のY邸に案内された。 
この家は大きい。100坪はあろうかという大きさの2階建ての家だ。 
 
 
設計は小松建設でなく、京都の設計家が行った。その為に、冬の北海道対策が十分でなく、建てるに付いては随分と意見の違いがあり、その調整に苦労をしたようだ。この家はまだ骨組だけだったので中に入れず詳細は不明であったが、お宅拝見は楽しい。 
 
施主は東京の方のようで、伊達市の移住定住政策はこのような形で実現しつつあるのだなーと実感したのだった。東京の人と違い、この伊達では新築の家の中まで見せてくれる施主の心の広さに感嘆した。 
 
タバコを止めた小松社長は最近は少々太り気味だ。 
でも、健康ハウスを設計施工する会社の社長が不健康なタバコを吸っていては看板倒れとなってしまう。毎朝ウォーキングをして体重を減らす努力をしているようだが、それよりも食べる量を減らした方が早いと思うんだがねー。 
 
 
(おまけの話) 
Y邸を見学させてもらった時の話だ。 
骨組だけの家の中に入ったら、2階で大工さんが工事をしていた。上を見上げたら、上にいた大工さんと目が合った。 
 
すると、その大工さんが私を見て、『おー、橋本さん』と声をかけて来た。私も驚いたが、女房と小松社長はもっと驚いた。私が大工さんにまで知り合いがいる交友の広さからである。その大工さんはKさんと言い、2日前に私と一緒にゴルフをした仲だった。 
 
世間は狭いと言うのか、今ではこの町のどこにでも知り合いがいるようになってしまった。 
初めて会った人にも、『テレビで見ました』とか、『インターネットで見ています』なんて言われることもある。 
 
この町であまり有名になり過ぎるのも困りものだ。こちらは知らないが、向こうが知っているというケースが増えた。そんな場合は出会ったら、声を掛けて欲しい。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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